2月10日午後の衆院予算委員会もまた歴史的討論の場になった
断っておくが私は一日中国会答弁を聞いているわけではない。
しかしたまたま聞いた答弁の中に印象深いやり取りがあったので
聞きながらそれを書いているのだ。
午後3時ごろから始まった志位日本共産党委員長の質問とそれに応える
野田首相、岡田副首相らのやりとりは、これまた大袈裟に書けば歴史的な
ものだ。
志位委員長は野田首相が政治生命をかける税と社会保障の一体改革
の非人間性をついた。
消費税5%を上げてもどれだけ社会保障の改善に使われるのか。
わずか1%だ。しかもその一方でデフレだと言って年金を一方的に
切り下げる。これでは国民の暮らしは厳しくなる一方だ、ということを
年金生活者の実例をあげて訴える。
世の中の弱者の声を代弁する政治家の質問だ。
手取り収入の少なさと税の負担に苦しみながら日々の生活を送っている
大多数の低所得者の国民にとっては、よくぞ言ってくれたという思いでこれを
聞いたことだろう。
これに対する岡田副首相、野田首相の答えはこうだ。
物価水準にあわせて年金を調整するのはルールだ。デフレが続く中
それを減額しなかったほうが間違っていたのだ。 それを放置すれば
財政は破綻する。将来の世代に負担を押しつけることになる。
世代間格差をあおるいつもの主張だ。
岡田はイオングループの次男だ。
イオンは銀行業務や様々な分野に手を拡げて収益追求に余念が無いが
スーパーマーケットの売り上げが厳しくなる一方であることを岡田は知って
いるのだろうか。給料日には売り上げが増えるが、日がたつにつれて買い足
がみるみる減tっていく事を知っているのだろうか。レジに立って買い者客と
接したことがあるのか。
野田首相とその閣僚の答弁を聞いていると論議に負けてはならないと
いうことばかりだ。
言い逃ればかりの答弁だ。
国会論争を乗り切ればいいと言わんばかりだ。
それは政治ではない。
政治とは国民に寄り添うことだ。
国民の中でもとりわけ弱い者たちに思いを寄せることだ。
もはや野田民主党政権では日本は救われない。
こんな国会答弁が続く限り事態は何一つ良くならない。
生活の困らない国民はそれでもいいだろう。
しかし日本を支えているのはそうではない大多数の国民である。
政治は彼らの為にこそある。
了
