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2012年02月10日

2月10日午後の衆院予算委員会もまた歴史的討論の場になった

 断っておくが私は一日中国会答弁を聞いているわけではない。

 しかしたまたま聞いた答弁の中に印象深いやり取りがあったので
聞きながらそれを書いているのだ。

 午後3時ごろから始まった志位日本共産党委員長の質問とそれに応える
野田首相、岡田副首相らのやりとりは、これまた大袈裟に書けば歴史的な
ものだ。

 志位委員長は野田首相が政治生命をかける税と社会保障の一体改革
の非人間性をついた。

 消費税5%を上げてもどれだけ社会保障の改善に使われるのか。
わずか1%だ。しかもその一方でデフレだと言って年金を一方的に
切り下げる。これでは国民の暮らしは厳しくなる一方だ、ということを
年金生活者の実例をあげて訴える。

 世の中の弱者の声を代弁する政治家の質問だ。

 手取り収入の少なさと税の負担に苦しみながら日々の生活を送っている
大多数の低所得者の国民にとっては、よくぞ言ってくれたという思いでこれを
聞いたことだろう。

 これに対する岡田副首相、野田首相の答えはこうだ。

 物価水準にあわせて年金を調整するのはルールだ。デフレが続く中
それを減額しなかったほうが間違っていたのだ。 それを放置すれば
財政は破綻する。将来の世代に負担を押しつけることになる。

 世代間格差をあおるいつもの主張だ。

 岡田はイオングループの次男だ。

 イオンは銀行業務や様々な分野に手を拡げて収益追求に余念が無いが
スーパーマーケットの売り上げが厳しくなる一方であることを岡田は知って
いるのだろうか。給料日には売り上げが増えるが、日がたつにつれて買い足
がみるみる減tっていく事を知っているのだろうか。レジに立って買い者客と
接したことがあるのか。

 野田首相とその閣僚の答弁を聞いていると論議に負けてはならないと
いうことばかりだ。

 言い逃ればかりの答弁だ。

 国会論争を乗り切ればいいと言わんばかりだ。

 それは政治ではない。

 政治とは国民に寄り添うことだ。

 国民の中でもとりわけ弱い者たちに思いを寄せることだ。

 もはや野田民主党政権では日本は救われない。

 こんな国会答弁が続く限り事態は何一つ良くならない。

 生活の困らない国民はそれでもいいだろう。

 しかし日本を支えているのはそうではない大多数の国民である。
                                          
 政治は彼らの為にこそある。
                                           了
                                      

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2012年02月10日

2月10日午前の衆院予算委員会は歴史的討論の場となった



 国会審議は茶番と相場が決まっている。

 特に民主党議員の質問は八百長であり時間つぶしだ。

 野党の質問も不勉強な議員の質問は不毛だ。

 政府を追及できないまま馬鹿をさらけ出して終わる。

 しかし2月10日の衆院予算委員会における自民党の
茂木敏充と西村康稔の質問と野田首相とその閣僚たちの
質疑応答は意味があった。

 これは大袈裟に言えば歴史的質疑・応答だ。

 デフレ・円高対策に対する正面からの経済政策論争である。

 イラン有事に対する自衛隊の対応についての正面からの国防
論争である。

 その立場については国民の間でも賛否両論あるだろう。

 しかし避けては通れない論争だ。

 それを偶然に目にした私はそれを聞きながらこのブログを書いている。

 野田民主党政権と野党第一党の自民党との正面からの論争となる。

 そのはずだった。

 しかしそうならなかった。

 何一つ、野田首相とその閣僚がまともな答えをしなかったからだ。

 出来なかったからだ。

 言い逃れやウソに終始したからだ。

 それどころか経済政策については前原政調会長が、そして
イラン有事の自衛隊対応については長島昭久首相補佐官が
野田首相が答弁する政策よりも自民党の目指す政策と一致する事が
明らかになった。

 経済政策もイラン有事の対応も、今後は自民党と前原政調会長が、
そして自民党と長島昭久補佐官が、ともに協議をしてつくっていく事になる。

 それを野田首相が認めてしまった。

 こんな政権政党は無い。

 こんな政治はない。

 野田民主党政権はもはや政権政党の体をなしていないのだ。

 野田首相やその閣僚は、言い逃れに終始するが自信をもって自らの
政策を進める能力も気迫もない。

 それどころか政策そのものが無いのだ。

 その後に続く質問も、質問者がまともな質問のできる能力があれば
野田首相とその閣僚の無能さをあばき続けていくことになるだろう。

 まともな国会審議を行なえと皆が言う。

 メディアが言う。

 私も言う。

 しかしまともな審議に入ったとたん審議が進まないことが証明された。

 私が歴史的討論の場となったと書いた理由がここにある。

 国会討論など誰もまともに聞く国民はいない。

 それを聞いても理解できる国民は少ない

 それを報じるメディアも、何が重要か理解できないまま政局がらみの
報道しかしない。

 しかし政策論争はまちがいなく始まった。

 そしてその政策論争が始まったしょっぱなから野田民主党政権は
その無能さ、党内分裂さを露呈してしまったのだ。

 この政権では新年度予算を成立させることは出来ない。

                                       了


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