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2012年02月01日

予算の使い方を国民が決めるようにすれば日本は再生する 

                                    
 
 財務省は1月30日に突然発表した。消費税を10%に引き上げ
ても国債残高は増え続けると。

 その同じ日に厚生労働省の下部機関である国立社会保障・人口問題
研究所が人口推計を公表した。50年後には超高齢者社会になると。

 この二つの発表は偶然だろうか。

 消費税増税やむなしという思いを国民にの頭に叩き込む情報操作
ではないか。

 次のように国民に迫っているのではないか。

 消費税増税の是非論を論じている場合ではない。財源がないのだ。
増税しないと高齢者の面倒は見られない。若者の負担は耐えられなく
なる。それでいいのか、と。

 野田民主党政権の「税と社会保障の一体改革」に対する官僚側の
強力な援護射撃なのである。

 いいだろう。

 ならば発想を根本的に変えるのだ。

 高齢者に人間らしく生きる権利を与える事と、F35やミサイル
防衛システムを購入する事とどちらが重要か。

 若い世代の負担軽減と、政治家や官僚を税金で養っていく事と、
どちらが重要か。 

 年金制度を維持していく事と、天下りの巣窟である独立行政法人
を存続させる事とどちらが重要か。

 答えはおのずと明らかであろう。

 財源が無いのなら無いでいい。

 財源が無ければあらゆる政策を根本的に見直せばいいのだ。

 あの軍事大国である米国でさえ、強制的に国防予算を削減した。

 安全保障政策に支障を来たしても予算が無ければ削減せざる。

 「これでは国防省は頭にピストルを打たれる様なものだ」(パネッタ国防
長官)と言いながらも、財政赤字だからこれを認めざるを得ないのだ。

 米国でさえ議会が国防予算を強制削減する。

 なぜ日本にそれができない。

 財源を浮かせるためにはムダを無くすという。

 これ以上ムダを無くせないから増税だという。

 そんな事を言っているから赤字が増え続けるのだ。

 赤字が膨れるから、少子高齢化で社会保障費が膨らむから、
国債を増発し、それでダメだから増税だという。

 それが当たり前のように言われる。

 とんでもない考え違いだ。

 増税されても痛くも痒くもないと考える金持ちは間違いなくこの
日本に存在する。

 政治のことは何もわからない。関心がない。そんなおめでたい
国民は間違いなくこの国にいる。

 そういう連中がこの国を悪くしている。

 しかし増税されるぐらいなら政府や官僚など要らない、と本気で
考える国民も多いはずだ。

 そういう声に予算を決めさせてみろ。

 国民にすべての政策についてその必要性の有無を決めさせろ。

 もっと上品な言い方をすれば予算編成を国民に任せるのだ。

 主要な政策の是非について国民投票させるとか、地方分権を徹底
させるとかやり方はいくらでもある。

 要するにその気があるかないかだ。

 政治家や官僚は自分の特権がなくなるからもちろん反対する。

 だから政治家や官僚は国民の敵だというのだ。

 これ以上増税を断行すれば、政治家や官僚は要らないという声が
本気になって起きるだろう。

 中東ではそれが起きた。

 米国でさえそれが起き始めている。

 日本にそれが起きないはずはない。

 そういう時が来る時こそ日本が再生できる時である。

 日本の再生はその時しかない。

 今のように政治が政治家たちの利権争いに終始しているようでは
いつまでたっても日本は救われない。
                           了

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2012年02月01日

ブログ読者へのお知らせ


 ブログ読者の皆様については、さる1月28日に収録した
私と経済評論家の植草一秀氏との時事放談の録画が、
私の有料メルマガの購読者には2月に入っても無料で見る
事ができると案内しましたが、配信コストの都合上、配信は
1月の購読者に限るということが確認されました(つまり
2月以降は経費上配信できなくなったということです。

 したがって2月から新たにメルマガを購読された方はその
動画を見る事ができません。この点誤解を与えましたので
お詫びして訂正させていただきます。

 なお右動画はいずれ一般公開する方向で検討中であることを
申し添えます。
                                了

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2012年02月01日

一票格差の違憲状態が野田政権を救うという究極のパラドックス     

                                     
 
 ここに来て一票格差の違憲状態問題が急浮上してきた。

 一票格差を是正することは正しい。

 しかしそれが指摘されて20年近くたち何の是正策も本気で
講じられようとしてこなかった。

 その間にも何度も国政選挙が繰り返されて来た。

 なぜここにきて急に一票格差問題を騒ぐのか。

 その意図がどこにあるにせよ、皮肉なことにそれがダメ野田
政権を救うことになる。

 落ち目の弱小政党を救うことになる。

 政局に展望のない彼らが、一日でもながく現状を維持したい
ために一票格差問題に悪乗りすることになる。

 違憲状態を正さないと選挙ができない。

 違憲状態を正すには選挙制度を変えなければいけない。

 しかし選挙制度の改正は政党の生き残りがかかっているから
いつまでたってもまとまらない。

 こうしていつまでたっても選挙ができないことになる。

 選挙をしなくていいことになる。

 解散・総選挙を引き延ばす大義名分を得ることになる。

 ここにいち早く目をつけたのが、いまや野田民主党政権の中で
もっとも権力に固執する輿石民主党幹事長だ。

 記者会見で国会議員が全員違憲となる、それでいいのか、と。

 いいだろう。民主党はいつまでたっても政権に居座っていろ。

 その間にどんどんと日本は沈没することになる。

 景気対策も、原発政策も、安保政策も、領土問題も、慰安婦問題
も、なにもかも、何もできないまま時間が無駄に過ぎていく。

 死に体内閣が何を言っても、何を決めても、誰もそれを相手に
しない。

 つぎの政権でイチから見直される事を皆が知っているからだ。

 官僚ももはや関心は次の政権だ。次の政権に色目を使う。

 野田民主党政権と心中する愚を避けて、野田政権を本気で支え
ようとしない。

 日本はとんでもない政治状況に突入してしまった。

 この責任はもちろん民主党政権にある。

 しかしそんな民主党政権を甘やかして政権にとどまらせてきた者
たちすべてに責任がある。

                         了

 「天木直人のメールマガジン」は、既存の政党、政治家を全否定し、もう
一つの日本を我々に手でつくることを目指します。

  反権力、脱官僚支配、対米従属からの自立、平和外交、判官びいき
の立場から日本の政治・外交の欺瞞を追及して毎日発信して います。

  申し込みはこちらから ⇒ http://bit.ly/arIQo1

 そのほかに次のテーマで書いています。

 1. 予算の使い方を国民が決めるようにすれば日本は再生する

 2. 保守派論客からも批判され始めた日本の対イラン制裁追随

 3. 山根外務副大臣のイスラエル訪問の目的は何だったのか

 4.行なうべきは工作活動ではなく正攻法の外交だ 

 5.野田民主党政権は増税を掲げていますぐ解散を断行したほうが
   選挙に勝てる

 6.日本とイランは紙一重だ

 7. 記録を残さなかった責任はやはり菅首相にあった

 8.ブレア元英国首相が語る小泉元首相のエピソード     


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 1.動画配信のお知らせ

  メルマガの購読者には1月28日に行なわれた天木・植草
対談の動画が以下のサイトで見ることができます。

 http://foomii.com/files/interview/nightlive2012/

 
 2.天木・潮 「日米同盟是か非か」討論会のお知らせ

   正反対の立場に立つ二人の究極の闘論となりそうです。

 【日 時】平成24年2月4日(土)14時~16時30分
第1部 基調講演会 14:00~14:30 天木直人講演 
          14:30~15:00 潮匡人講演
第2部 討論会  15:10~16:20 天木VS潮

 【会 場】文京区民センター2F 2-A会議室 東京都文京区本郷
      4-15-14   Tel: 03-3814-6731
   交通:東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」都営三田線・
    大江戸線徒歩1分

 【主催・申込先】 士気の集い TEL: 090-3450-1951
                    FAX:03-5682-0018
                E-mail:morale_meeting@yahoo.co.jp


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