憲法9条が泣いている2011年の年の瀬
こんな政権政党は見たことも聞いた事もない。
国民がおだやかな新年を迎えようとしている年の瀬に、国民生活の
将来を決める重要政策が、議論もなく、決定手続きも不明なままで
あわてて決められていく。
そこには野田首相の言葉は聞こえない。
消費税引き上げをめぐる混乱は言うまでもない。
八ッ場ダムの建設再開の決定もそうだ。
しかしこれらについて私はここでは語らない。
みながさんざん語っている。
私がここで取り上げたいのは素人防衛大臣と官僚丸投げの下
で次々と決められていくこの国の防衛政策についてである。
平和の問題は私にとっては見逃せない。
私は、12月13日のメルマガ第883号で、次期戦闘機F-35
の決定の不透明さについて書いた。
案の定、あらゆる矛盾を抱えながら何の異論も、反対もなく予定
調和のごとく決まった。
そして来年度予算案でF-35の4機導入と訓練用シュミレーター
とやらの導入予算600億円が計上された。
財政削減が至上命題の予算編成にもかかわらず。
そしてその後も12月26日と27日に二つの重要な決定が行な
われた。
ひとつは沖縄環境評価書の送付であり、もうひとつは武器輸出
三原則の緩和という名の放棄である。
環境評価書は手渡しを避けて送付した。
その送付も、住民の反対で一旦は引き返した輸送車が、一日遅れの
12月28日未明に、今度は強行搬入するという始末だ。
武器輸出三原則の緩和はもっと深刻だ。
国際共同開発への参加であるとか人道目的の供与に限るなどという
子どもだましの口実をならべて、歴代政権がためらった武器輸出三原則
をついに放棄した。
日本がつくった武器がやがて戦争に使われることになる。
こんな重大な憲法9条違反がどじょう内閣にやられてしまった。
それを防げなかった責任は政権政党である民主党の斉藤や平岡といった
護憲政治家にある。
護憲を党是としてきた社民党や共産党のすべての政治家にある。
いくら政権政党の議員だといっても譲れないものはあるだろう。
いくら少数野党であるといっても政治は国会内だけではない。
街頭に出て平和を願う国民を奮い立たせ、反対運動を起こすことも政治家
の立派な仕事だ。
それを行なおうとする政治家はただの一人もいない。
憲法9条が泣いている2011年の年の瀬である。
了
今年のブログはこれが最終です。
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日本の政治の大転換となる年の真実を追求していきます。
どうかよい年をお迎え下さい。
