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2011年10月06日

ルビコンを渡った小沢一郎を私は応援する

 小沢一郎の公判がはじまった。

 傍聴したわけではないが、小沢裁判の第一報によれば小沢一郎
は罪状認否で無罪を主張するとともに激しい言葉で権力批判を
行なったという。

 それを知った時、私は小沢一郎の覚悟を見た。

 そして今後は無条件で小沢を応援しようと決めた。

 つねに首相候補であり続けた政治家が、国民裁判のさらし者
にされたのだ。

 それをすべての国会議員、官僚、メディアが黙って見ているのだ。

 小沢一郎の心中を察して余りある。

 小沢一郎の発言を支持する。

 しかし、ここまで権力批判を法廷で行なったということは革命
闘争を宣言したも同然だ。

 批判された検察官はもとより、検察と一体となった裁判官への挑戦
でもある。

 裁判に不利になることも間違いない。

 それにもかかわらず小沢一郎がここまで激しく権力批判をしたと
いうことは、小沢一郎はルビコンを渡ったということだ。

 みずから今の日本の国家権力に反抗する道を選んだのだ。

 この国の体制側に立つ者たちは皆小沢から離れるだろう。

 権力闘争を嫌うナイーブで善良な多くの世論は今まで以上に小沢
批判を行なうだろう。

 そしてメディアの小沢たたきは倍加するだろう。

 しかし、その一方で、私のように今の日本の権力構造は公正でない、
強い者たちが利害と保身で結託する一方で、多くの国民が犠牲にされ
たままだ、という認識を持っている国民は、小沢一郎の反権力闘争
宣言を拍手喝采して受け止める。

 もはや私は裁判の帰趨など関心は無い。

 この国の裁判は所詮は最高裁を頂点とする裁判所という司法官僚の
手に握られているからだ。

 かつての同僚たちの判断は所詮は権力を背にした方便だ。

 権力を持つ者が正しいのである。

 私も法律をかじった官僚の一人だった。

 多少の法的議論はできる。

 しかしもはやあらゆる司法技術的な議論は不要だ。不毛だ。

 小沢を支持するかしないかだけである。 

 小沢一郎はこの裁判中にも、国家権力の不正と戦う者たちの声を政治に
反映できるような、あらたな政党を結党すべきだ。

 口を開けば小沢一郎の証人喚問しか言えないような既存の政党を
すべて否定し、本物の反権力政党をこの国の政治に誕生させることを
宣言すべきだ。

 その時に必ず憲法9条を守る事を宣言することだ。

 憲法9条を掲げて正義と戦う事を宣言する。

 それは必然的に脱官僚、脱原発、脱大企業優先、脱日米同盟、脱新
自由主義でもある。

 それを宣言する時に、それを支持する声が燎原の火のごとく日本列島
を駆け巡るだろう。

 これまでの政治の主客が逆転するだろう。

 それは取りも直さず世界を席巻しつつある反権力の嵐と符合する。

                          了


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