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2011年08月30日

野田に取り込まれた輿石 このままでは小沢は終わる


 
 野田首相が輿石を幹事長に据えた。

 政治のことが何もわからない国民はこれこそ挙党体制だ
と野田首相を見直すだろう。

 しかしそれは違う。

 輿石の出方次第では小沢にとって最悪の事態になる。

 国民にとって最悪の事態になる。

 輿石は小沢の党員資格停止を解除できるというのか。

 それを野田が飲むと思うのか。

 輿石がマニフェストの見直しについての三党合意を撤回せよと
言い出すか。

 それを野田が飲むと思うか。

 断じてそれはない。

 輿石にはその器量も覚悟もない。

 小沢に近いという風評を野田に利用されて終わりだろう。

 輿石が小沢を裏切るということではない。

 小沢の意向を、仙谷、野田、前原、岡田、菅らの反小沢包囲網
に反映させられないだけだ。

 その力と覚悟がないだけだ。

 そして結果的に小沢を裏切ることになる。

 小沢にとっては厳しい状況が加速するだろう。

 小沢を助ける実力ある腹心はいないのか。

 そのような人材が集まらない小沢の限界なのか。

 それにしても、民主党議員は最悪の政治家の集まりになってしまった。

 ここまで小沢排除に固執するこの国のメディアはどう考えても異常
である。

                             了

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2011年08月30日

代表就任挨拶で「あいだみつお」の言葉を引用した野田の救い難さ

 こんな事を書くのは私一人だろう。

 民主党代表に決まった野田氏は就任挨拶であいだみつおの言葉を
引用して自らをどじょうにたとえた。

 驚いた。野田氏はあいだみつおのファンだったのだ。

 あいだみつおの言葉に貫かれている考えは、運命に従順で、その中で
誠実に生き抜くことだ。

 一見すると素晴らしい考えだ。

 それは万人に共感を呼ぶ。

 その考え自体は私も素晴らしいものがあると思う。

 しかし、それは一歩間違えば権力者の圧制をも受け入れる従順さにつながる。

 権力者にとって都合のよい人間にされてしまう。

 政治には時として強烈な反骨精神も必要だ。

 今の日本国民に必要なことはこの反骨精神だ。

 日本人はもう十分にあいだみつおをしてきた。

 今の日本国民に必要な事は中東や欧米で荒れ狂う暴政、失政に対する
国民の反骨心ではないのか。

 あいだみつをを引用した野田政権の下で日本国民がますます苦しめられる
ことを懸念する。

 対米従属外交が一気に進み、それに対して国民が黙ってしまう事を
恐れる・・・


 
 この続きは今日の「天木直人のメールマガジン」で書いています。

 野田民主党政権の誕生により、「天木直人のメールマガジン」は
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2011年08月29日

今度の民主党代表選は対米従属かそれとも対米自立かの選択である      

 
 
 間もなく決まる民主党代表選は海江田候補の勝利で終わりそうだ。

 反小沢一色のメディアが悔し紛れにそう書き始めたからそうだ。

 中でもその急先鋒である朝日が「どのみち小沢」と書いている。

 今度の民主党代表選の隠された争点は対米従属が固定化されていくのか、
それともここで踏ん張って対米自立へのかすかな期待を残せるか、その
選択であった。

 そのことを、謎解きのような次の三つの言葉で説明してみたい。

 米兵に対する裁判権放棄の密約。

 ケビン・メア元米国務省日本部長の「決断できない日本」(文春新書)

 そして今日(8月29日)の民主党代表選挙、これである。

 この、一見無関係に見える三つの言葉を貫く一本の線、それは日米関係の
未来がどうなるのか、というテーマである。

 8月27日の各紙は一斉に報じていた。外務省が公開した1953年の
秘密文書によれば、日本は米兵らの犯罪については、公務外の犯罪さえも
裁判権を放棄していた、と。

 これは度し難い主権放棄である。

 しかしケビン・メアは「決断できない日本」の中でこう書いている。

 日米安保が重要というのなら、主権を放棄するのは当然だろうと。

 米国から自立しようとする小沢や鳩山は安保オンチだと。

 そして今度の民主党代表選挙である。

 今度の民主党代表選におけるメディアの海江田たたきは異常だった。

 それは海江田候補の勝利が予想される今朝(8月29日)まで続いている。

 そして海江田たたきは、海江田候補の勝利の直後から更に激しくなるだろう。

 海江田叩きとはつまるところ小沢、鳩山たたきである。

 米国に顔を向けっぱなしのこの国の親米保守の政治家たちや官僚、
メディアは、そんな小鳩連合に政権を取らせてはならないと言っているのだ。
 
 小沢・鳩山・海江田を支えるのはもはや国民しかない。

 国民もまた対米従属を望むのなら、海江田民主党代表は短命に終わり
対米従属派の猛烈な巻き返しが始まることになる・・・

 この続きは今日の「天木直人のメールマガジン」で書いています。

 


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2011年08月26日

これが最後の私の菅首相批判となる      

 今日(8月26日)菅首相が公式に辞任表明するらしい。

 私の言論の本質は権力者批判だ。

 まもなく新代表が決まる。それ以降は批判は新代表に向かう。

 残念ながら今のままでは誰が新代表になっても批判せざるを得ない
状況に向かいつつある。

 ここに来て小沢・鳩山が前原候補に対する対抗馬を推すといい始
めた。

 そんな対抗馬がいるのか。

 これでは「神輿は軽くてパーがいい」と言ったかつての小沢と変わ
らないのではないか。

 私の批判は民主党の新代表が前原候補になろうとも、小沢・鳩山が推
すと言われる対抗馬になろうとも、その新代表に向かうことになる。

 だからこれが最後の菅首相批判だ。

 代表選の混迷を尻目に今でも飲み歩き、自画自賛の報告書を出すよう
な菅首相には心底失望させられるのだが、見逃してはならないのが、
「俺の顔を見たくなければ再生エネルギー法案を通せ」とまで言った
その再生エネルギー法案に対する菅首相の無関心ぶりである。

 その欠陥法案が、誰も関心もないまま、今日決まる・・・


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2011年08月24日

前原の民主党代表選参戦で俄然面白くなったこの国の政局


 
 前原の突然の民主党代表選参戦で、この国の政局は俄然面白くなってきた。

 これはもちろん皮肉だ。

 そして政治が面白くなったとは言わない。

 この国の政治はしょせんくだらない。反国民的だ。

 くだらない政治の下でうごめく政局が面白くなったとい言っているのだ。

 前原の参戦によって代表選は前原の勝利で決まりだろう。

 しかしそれによっても民主党の安定政権はおぼつかない。

 前原の参戦によって、小沢が推す候補との対決選挙となれば民主党の分裂は
残ったままだ。もっと分裂する。

 だからたとえ前原が勝って民主党の結束は望めない。

 もっともそれによって小沢新党の流れが加速すれば、それはそれで
面白い。

 その一方で小沢が最後に前原を推すという情報がここにきてまことしやかに
語られる。

 つまり仙谷が小沢に頭をさげるということだ。小沢が勝ち馬に乗るということだ。

 しかし、骨肉の対立をしてきた小沢、反小沢が手打ちできるのか。

 常識的にはありえないが、民主党が政権を維持したいと考えるのならば
その「まさか」もありうる。

 自民党政権への逆戻りだけは許さないと考える連中や、政権にしがみつきたい
と考える社民党や連合、国民新党はそれを望むだろう。

 下手な対立候補を推して前原に負けるよりも、影響力を残して民主党を立て
直したいと小沢が考えればそれもありだろう。

 しかし、その場合でもこの国の政治はよくならない。 国民生活は救われない。

 政策がねじれるからだ。国民の間にもやもや感が残るからだ。

 私が望むのはこの国の「政治の先鋭化」である。

 すなわち政官財米の側に立つ政治か、一般国民の側に立つ政治かの選択を
国民にわかりやすく提示できる「政治の先鋭化」だ。

 そしてその一方に小沢が立つことだ。

 それに向かって始まる新党設立と政界再編こそ正しい政治に向かっての、
皮肉でなく本当に面白い政局なのだ。

 私が小沢一郎に今度の代表選にはかかわるな、裁判で無罪を勝ち取ること
を優先させろと繰り返し言っていることは、その時にそなえて政策力を磨け、
覚悟を決めろ、ということだ。

 前原の参戦ですべてが明らかになってくる。

 小沢もまた試されることになる。

 政局がおもしろくなってきたという理由がそこにある。

                            了

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2011年08月22日

何度でも書く。小沢一郎はこのくだらない民主党代表選に超然たれ


 
 日増しに民主党代表選の不毛さが露呈しつつある。

 このまま行けば国民の民主党離れは極限にまで達するだろう。

 もはや誰が、どのような形で代表に選ばれようと、その者は
長続きしないだろう。

 政策的に何も打ち出せず、政治の混乱はさらに高まる。

 解散・総選挙を望む声は日増しに高まることになる。

 そんな民主党代表選に小沢一郎は決してかかわってはいけない。

 小沢一郎は言うかもしれない。

 俺はかかわってはいない、と。

 まわりが勝手に近づいてくるのだ、

 メディアが勝手にそう騒いでいるのだ、と。

 その通りだ。

 だからこそ、一刻も早くこう宣言するのだ。

 「今の私は裁判で無罪を勝ち取る事に全力を傾けなければ
ならない身だ。

 今度の代表選では特定の候補者を選ぶことは出来ないし、しない。

 仲間には自らの判断で最良の代表を選んでもらいたい。

 どのような代表であっても民主党をもう一度国民の支持を得られる党に
してくれると期待する」、と。

 こういって、残りの一週間を超然とするのである。

 そうすればメディアも小沢一郎について何も書けなくなる。

 裁判の早期終結について督促することになる。

 なによりも代表選を通じて政治家の真贋が見極められる。

 一石三鳥である。

                             了

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2011年08月21日

小沢一郎は毎日新聞のスクープ記事に答える義務がある      


 今日(8月21日)の毎日新聞が一面トップで大スクープ記事を
掲載した。

 今度の民主党代表選挙に関して、小沢一郎が8月中旬に、藤井裕久
元財務大臣(79)に出馬を打診し固辞されていたというのだ。

 菅首相を庇い続けた老害政治家だ。

 その政治家に小沢一郎自身がみずから電話で打診したという。

 これがもし本当なら、私がこれまで書いてきた小沢一郎応援メッセ
ージは無意味だったということだ。

 私は小沢一郎という政治家が本物であれば、今は不毛な代表選で動く
べきではないと書いた。

 来るべき時にそなえて体力、気力、エネルギーを蓄えることに専念す
べきだと書いた。

 その時は自らが先頭に立たなければならないと書いた。

 もし小沢一郎という政治家が、これまでのどの政治家も口先ばかりで
ついにできなかった「国民のための政治」を本気で実現する覚悟がある
のならそれしかない、その時にそなえろと願った。

 その時が来るか来ないかは天命と心得よ、と書いた。

 この上ない小沢一郎に対する応援歌である。

 しかしこの毎日新聞の記事が事実であれば、その応援歌はとんだ
笑いものになった。

 そういえば今朝(8月21日)のテレ朝サンデーフロントラインでは
石井一や亀井静香が小沢と話し合ったと報じていた。

 今の政党や政治家を全否定する私にとってはこれらの動きに特段の驚き
も、失望もないが小沢一郎は、これらの動きについて国民に明確に答える
責任がある・・・

 この続きは今日の「天木直人のメールマガジン」で書いています。

 


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2011年08月21日

政治報道は若返りしなければならない


 
 昨日(8月20日)のブログで私は政治報道がつまらなくなったと書いた。

 そして今朝(8月21日)のTBSの時事放談を見て思った。

 政治報道はもはや害悪だ、と。

 出演者の野中広務と藤井裕久がこう言っていた。

 「菅首相ほど働いた首相はいなかった」(野中)

 「政策は間違っていなかった。言い方が悪かっただけだ」(藤井)

 福島の子供たちを甲状腺被爆させておいてなお手を打てない菅政権
の5ヶ月だったというのにである。

 つくづく思う。

 政治を悪くしてきたのはこのような政治報道とそれに重用される
このような老害政治家たちだ。

 もはや人生の終わりにあり、何を言っても責任をとる必要もないこの
ような引退政治家ばかりをたらいまわししてテレビに出演させ、その
発言を垂れ流す。

 報道関係者も出演者も大きく若返らなければならない。

 よくも悪くもこれからの日本を生きるのは若者だ。

 ヘトヘトになるまで若者を酷使し考える余裕のない状況に追いやって
おいて、このような老害政治家ばかりが楽な老後を送っている。

 これでは日本がよくなるはずはない。 
                            了


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2011年08月20日

 政治報道がつまらなくなった理由


 菅首相の辞任が事実上決定した8月中旬以降のテレビや
大手新聞の政治報道を毎日見ていてつくづく思う。

 彼らにはもはや言う事も、書くこともなくなってしまった。

 だから政治報道がまったくつまらなくなってしまった。

 政権交代以降のメディアは、自民党の復権はないと見て軸足を
民主党贔屓に移した。そして民主党の中の反小沢的なるものを支
えてきた。

 彼らを支持する事によって自らを権力者側につけ、この国の政策
に影響を与えようとしてきた。

 彼らにとって眼ざわりだったのが、そのようなメディアの本質を
見抜いて批判する者たちの存在だ。

 政治の中ではそれは小沢的なるものであった。

 だからメディアは小沢派を叩き、菅民主党政権を最後まで支持し
続けた。

 ところがその菅首相が国民の支持を失って辞任に追い込まれ、
さすがのメディアも、もはや庇いきれなくなった。

 問題はその後だ。

 今の民主党には衆目が一致する後任者はいない。

 しかしあれほど叩き続けた小沢一郎の復権だけは許したくない。

 何よりも民主党政権が国民の支持を失っていることは明らかだ。

 本来ならば解散・総選挙で出直すべきところだが、それでは民主党政権
はなくなってしまう。

 いまさら自民党政権を応援もできない。

 これが政治メディアの今の心境なのである。

 だから言うべきことも、書くべき事もないのだ。

 挙句の果てに民主党代表選挙を急ぐな、と言い出した。

 8月19日の「みのもんたの朝ズバッ」で毎日新聞の与良正男が久し
振り顔を出して言っていた。民主党選挙は時間をかけて慎重にやった
ほうがいい、と。

 同じ日の朝日新聞はその社説で「拙速は禍根を残す」という見出しの
下に、民主党代表選挙は政策論争にもっと時間をかけるべきだ、と説い
ていた。

 これほど国民を馬鹿にしたメディアの世迷いごとはない。

 今の民主党候補の顔ぶれを見て、時間をかければ立派な候補者を選べると
でも本気で思っているのだろうか。

 今の民主党を見て、このまま政権を担い続けられるとでも思っているのだ
ろうか。

 政策の根幹であるマニフェストを捨てろといい続けてきたメディアに、
「政策論に時間をかけろ」などという資格はあるのか。

 政治メディアはまた、口を開けば一年ごとに代表者(首相)が変わるの
はいけないと言う。

 しかし来年の9月には正式な民主党代表選挙が行なわれるのだ。

 今度の民主党代表はそれまでの1年限りの寿命なのである。

 今度の代表選は不毛だ。こんなものは放っておけばいい。

 しょせんは解散・総選挙と政界再編まで何も決まらない。

 それまでは政治報道など時間つぶしである。

                          了

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2011年08月19日

私が野田なら増税、大連立を掲げて最後まで闘う


 
 民主党の代表選が想定通り大混乱だ。

 最有力と見られていた野田の対抗馬が乱立し始めた。

 ついに松下政経塾の分裂まで取り沙汰されている。

 しかし私が野田なら最後まで増税、大連立を掲げて
闘う。

 これこそがこの国の支配者たちが訴えてきたことだ。

 他の候補は本心を隠し、世論に迎合してその主張を
変えようとしているだけだ。

 野田はここで自らの主張を貫いて闘うのだ。それが
結局は野田が生き残る唯一の道だ。

 そしてその増税、大連立に反対するのは小沢的なるもの
だけである。

 野田が増税、大連立を唱え続けることにより、はじめて

 小沢、反小沢の政策の違いが国民の前に明瞭になる。

 これからの日本の政治の選択は、つまるところ国民のため
の政治を主張する小沢的なるものと、政・官・財側に立つ
これまでの支配者層のための政治である反小沢的なるもの
との闘いである。

 それを明確にさせるためにも野田には徹底的に増税・大連立
を目指してもらいたい。

 野田と前原、仙谷などの闘いは茶番だ。

 争点を眼くらませするものだ。

 手のいい小沢潰しである。

                 了

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2011年08月18日

   泊原発の営業運転開始に見るこの国の茶番  


   
 それにしても絵に画いたような茶番だ。

 高橋知事は北海道電力の支援を受けて知事選を勝ち抜いた通産
(経済産業)官僚である。

 ストレステストも受けず、住民の声も無視した再開決定である。

 浜岡原発の停止以来あれほど騒いだ原発問題だった。

 それが菅首相の退陣とともにあっさり再開された。

 泊原発再開に疑義を唱えるメディアは皆無だ。

 あれほど反対していた住民の反発も弱い。

 原発再開に強く反対していた社民党の福島党首は
通り一遍の談話を発表して終わりだ。

 何よりも脱原発しか語らなかった菅首相が沈黙したままだ。

 そう思っていたらなんと菅首相は記者に質問に歩きながら答えて
「安全が確認されていると聞いている」だって。

 すべては茶番である。

 これが歴史的な福島原発事故の結末だ。

 日本は何も学ぶ事無く、残されたのは末永く続く放射能汚染
の恐怖だけである。

                           了

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 この他にも次のテーマで配信しています。

 
 1. ケビン・メア元米国務省日本部長の「決断できない日本」
   (文春新書)に注目せよ

 2. 丹羽宇一郎駐中国大使の存在感のなさを残念に思う 

 3.松本健一内閣官房参与が暴露した菅首相のウソ      


                         
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2011年08月17日

バイデン米副大統領は何をしに日本にくるのか


 
 首相がもうすぐ辞任するというのに、そして次の首相が誰に
なるかもわからないのに、なぜバイデン米副大統領は日本に来るのか。

 それは立ち寄りだからだ。

 バイデン副大統領のアジア歴訪は中国訪問が目的である。

 次期国家主席が確実視されている習近平副主席との会談が目的である。

 そのために、中国系のロック新駐中国大使を早々と着任させ記者会見
を開かせて中米間の重要性をアピールする念の入れようだ。

 ここまでは誰でもわかる。新聞も書いている。

 しかしバイデン副大統領の訪日は、単なる立ち寄りだけではない。

 日本の面子を立ててやるというほど米国はおひとよしではない。

 明確な目的がある。

 そのヒントは今度のアジア訪問が中国、日本のほかにモンゴルが
含まれていることだ。

 モンゴルと来て核廃棄物の永久貯蔵所建設とピントきた人は
新聞をよく読んでいる人だ。

 果たしてバイデン副大統領は誰にどのような形でこの核廃棄物建設
協力について日本にダメ押しして帰るのだろうか。

 日本のメディアの取材力が問われることになる。
                          了


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 この他にも次のテーマで配信しています。

 
 1.中国とイスラエルの関係強化が意味するもの

 2.泊原発の営業運転開始と菅首相の沈黙

 3.原子力安全庁より放射線防護庁が先だ

 4.今頃になって原発事故賠償条約に加盟しようとする裏にあるもの

 5.もはや菅内閣における閣議は無意味だ

 6.ブッシュ大統領のアフガン出兵要請を拒否していた福田首相

 7.民主党代表選挙の混迷と政治家小沢一郎の正念場 

 8.マッカーサー元帥の元副官の証言 

 9.昭和天皇は神ではなかったのか 

 10.脱原発の流れを自らぶち壊した菅首相 


                         
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2011年08月15日

 これは政治家小沢一郎に対する応援歌である

 これほど馬鹿馬鹿しいことは無い。民主党代表選挙の事だ。

 そもそも民主党自体がすでに国民から支持を失って政権政党の
資格を失っているというのに二年後の衆参同時選挙まで民主党
政治を続けるという。

 マニフェストを放棄した崩壊状態の民主党であるのに、そのまま
代表を選ぶという。

 おまけに代表選の候補者にろくなものがいない。

 世論に迎合して自らの政策を明言できない。

 唯一明言している候補者が大連立や増税を唱える野田では
洒落にもならない。

 政権奪回の絶好のチャンスであるのに、自民党もまた動きが鈍い。
国民の支持はない。

 これを要するに日本の政治のドン詰まりである。

 そこで注目されるのが小沢一郎の動向だ。

 小沢一郎信者でなくても、そして小沢一郎にその器量があっても
なくても、一度は小沢を首相にやらせてみたいと思う国民は増えて
いるのではないか。 私もその一人だ。

 しかし、小沢一郎は今度の民主党代表選においては決して動いて
はならない。

 どの候補者も支持してはならない。

 小沢派の民主党議員に対しては自主投票に任せるべきだ。

 姑息な動きをする必要はない。

 そうすることによって、必ず言われる「影の指導者」という批判
をかわせ。

 下手な候補者を支持する事によって自らを貶めるな。

 今の日本は、誰が民主党の代表になっても、そしてどのような
与野党連立を繰り返そうと、行き詰まる。

 政界再編を求める声が早晩国民の中から沸きあがってくる。

 動くのはその時だ。その時まで裁判で無罪を勝ち取ることに専念
すればいいのだ。

 動き出す必要がでてくる時までには裁判の決着もついているだろう。

 それまでは体力、気力を蓄えるのだ。

 勉強を重ねて政策を練り上げるのだ。

 国民が悲鳴をあげ、一度小沢にやらせて見るしかない、と言い出す
まで自ら動きだしてはいけない。

 それで出番が来なければそれも天命だ。

 出番が来れば、新党結成もよし、大連立もよし、すべては国民の為に
正しい政治を実現する。これだけを有言実行すればいいのだ。

 果たして小沢一郎はその器量と覚悟があるのか。

 それはわからない。

 しかし小沢待望論は小沢の耳にも届いているはずだ。

 それを裏切ることはできないだろう。

 器量があろうがなかろうが、覚悟を決めるしかないのだ。

 いま真価が問われているのは民主党の新代表でも自民党の政治家でもない。

 政治家小沢一郎、その人である。
                        了

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2011年08月14日

民主党を駄目にした一人は間違いなく輿石東民主党参院議員会長である  

  

 8月13日の産経新聞「単刀直言」の欄に輿石東民主党参院議員会長の
インタビュー記事が掲載されていた。

 私はそこに、なぜこれほどまでに民主党政権が堕落したのか、民主党が
国民を裏切ってきたかの一つの元凶を見る。

 そしてそれはまたポスト菅をめぐる民主党代表選びの不毛さにつながる。

 彼は言う。

 菅首相はちゃんと辞めると言った。どうして自分たちが選んだ首相を
信じてやれなかったのか。私は必ずこういう日がくると思っていた、と。

 その上で彼は言う。国難のときに内輪の権力闘争をしていたら国民から
見放される。いいかげん「親小沢対反小沢」は卒業しないとダメだ、と。

 彼は更に言う。小沢元代表には復興の先頭に立ってもらいたい。党内
融和の象徴にもなるじゃないか、と。

 極め付きは次の言葉だ。

 新代表は野党ときっちり話ができる人がいい。全党と協議することを
視野に入れてやっていかないとな。与野党協議の延長上に部分連合や大
連立の枠組みだって考えられる、と。

 とんでもない無責任発言だ。矛盾に満ちた発言だ。

 民主党の代表など菅でも鳩山でも小沢でも野田でも誰でもいいのだ。

 政策なんかはどうでもいいのだ。

 民主党が政権をとれればいいのだ。

 その民主党に日教組の利権が確保されればいいだけなのだ。

 日本の健全な政治体制とか、国民のことなどどうでもいいのだ。

 そしてこの本音はまた、連合や、民主党政権と連立を組んで政権政党の
一角を占めたいと菅政権に擦り寄った社民党と、全く同じなのである。

 つまり民主党が分裂することだけは困る。

 民主党が分裂すると直ちに政権から下りざるを得なくなる。政権を失った
民主党はとたんに分裂し、政界再編と解散総選挙につながる。

 そうなればもはや彼らの居場所はなくなる。

 それだけは何があっても避けたいのだ・・・

 この続きはきょうの「天木直人のメールマガジン」で書いています。

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2011年08月13日

菅首相よ、晩節を汚してまで政治家を続けたいのか

 菅首相が犯した罪は数知れずあるが、その中でも最大の罪は
国民の間で芽生え始めた脱原発の流れを止めたことだ。

 彼の脱原発は偽物だったのだ。

 それを見事に表したのが3月12日の彼の言動である。

 首相を辞めた後を考えるとうれしくてしかたがない。邪魔にならない
ように政治活動を続けて行きたい。バイオマスに携って行きたい・・・

 そういって伸子夫人と赤坂の居酒屋をはしごしたという。

 なんと言う無責任さだろうか。

 見ているがいい。脱原発の動きは急速にしぼんでいくだろう。

 我々は福島原発事故という千載一遇のチャンスを、この国の権力構造
の変革の為に生かす事ができなかったのだ。

 これこそが菅首相の大罪なのである。

 福島原発事故が発生して以来、一貫して脱原発を主張してきた東京新聞が、
今日(8月13日)のこちら特捜部で見事にそれを言い当てている。

 すなわち、高橋はるみ北海道知事がストレステストを省略し来週にも泊
原発3号機の運転を再開すると。

 すなわち、菅首相は退陣前の最後の国会答弁で、脱原発宣言を迫った福島
みずほ社民党党首に対し、菅首相は最後まで名言を避けたと。

 すなわち、菅首相の後に誰が民主党代表に選ばれようとも、原発存続の方向
に進むだろうと。

 その東京新聞は、同じ紙面で、国の放射能対策の遅れを厳しく追及し続け
る児玉龍彦東大アイソトープ総合センター長の講演要旨を掲載している。

 菅民主党政権の放射線被曝に対する無策と国民軽視を、児玉教授の言葉を
借り東京新聞は批判しているのである。

 今からでも遅くない。

 菅首相夫妻は、脱原発が偽物でないというのなら、首相を辞めた後こそ、
国民の中に湧き上がってきた脱原発の流れをこの国に定着させるよう、
先頭に立って原発推進の諸勢力と闘うべきだ。

 それが出来ないのならこれ以上議員活動を続けて晩節を汚してはいけない・・・


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2011年08月12日

朝日新聞の落日

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
■□■
□■ 天木直人のメールマガジン2011年8月12日第572号
■ 
 
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   朝日新聞の落日  
   
 =============================================================


 ジャーナリズムの使命が権力を監視する事にあるとすれば、ジャーナ
リズムはあらゆる観点から弱みを持ってはならないのだろう。

 弱みを持たないということは容易ではない。

 しかし、それでもジャーナリズムはそれを目指さなければならない。

 弱みを持ってしまえば何を言っても、書いても、相手にされなくなる。

 たとえば読売新聞だ。

 読売新聞中興の祖と言われる正力松太郎がCIAから暗号名まで与え
られて日本国民を情報操作する片棒を担がされていた事が、米国の公文
書などで明らかにされ、いまや広く国民の知るところとなった。

 特に今回の原発事故との関連において、日本に原発を導入する役割を
果たした人物が正力松太郎であり、その動機が個人の権力欲を満たすこと
にあった事まで明らかにされた。

 いまの読売新聞とその社員が、いくら自分たちとは関係ない話だと冷静
を装っても、「読売新聞は売国新聞だ」の一言で、グウの音も出ないに違
いない。

 そしていま朝日新聞がその窮地に立たされている。

 発売中の週刊現代が東電マネーの一番のターゲットが朝日新聞だった事
を書いている。

 そんな下心のある電マネーを受け入れた朝日新聞の実態を明らかにして
いる。

 しかもその実態は、政治部幹部や論説主幹までつとめたOBたちの食い
扶持稼ぎだったという。

 官僚の渡りや天下りと同じようなあさましい構図だ。

 今更、「軽率だった」とか、「反省している」などと言い訳しても始ま
らない。

 それだけではない。今日(8月12日)の朝日新聞は驚くべき記事を掲載
していた。

 これがこのメルマガの本題である。

 その記事は、2日前の8月10日に「ひと」欄で掲載したボランティア
医師について、完全に間違っていましたとその非を認める訂正記事だ。

 掲載後に、その記事を見た社外の読者から「医師ではないのではないか」
との情報が寄せられて確認したところ、その医師の証言に複数の虚偽があっ
たことが判明した。無資格で医療行為をしていたこともわかった。事実と異
なる内容を掲載し読者や関係者に迷惑をかけた事をお詫びし、その記事の
全文を削除する、というものだ。

 これは前代未聞の訂正記事である。

 単純なミスではない。あまりにも多くの間違いをおかし、それに気づく
ことなく平気で新聞に掲載していたのだ。

 しかもその間違いが事実なら、違法行為をして政府助成金などを詐取し
ようとしていた人物を「ひと」欄で持ち上げ、読者を誤誘導したのだ。

 第4の権力と言われ、その驕りに胡坐をかいて政局まで操ろうとしてきた
朝日新聞の正体は、かくもいい加減なものであったということだ。

 これが菅首相を持ち上げ、小沢一郎を叩き続けてきた朝日新聞の正体な
のだ。

 日米同盟を礼賛し続ける朝日新聞の正体なのだ。

 そのような深刻な誤報を、訂正とお詫びで済まそうとする姑息な朝日新聞・・・

 

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2011年08月12日

 菅政権末期で決定されたすべての政策は見直されることになるだろう  

 

 いま目の前で行なわれていることはすべて無茶苦茶だ。

 菅首相が退任条件にあげた3法案はいずれも国の根幹にかかわる重要
法案である。

 しかも原発事故賠償法案や再生エネルギー法案は菅首相が延命をかけ
て実現すると公約した菅首相にとっての重要法案だ。

 それがここまで中途半端なかたちで駆け込み決定されようとしている。
 
 その理由は簡単だ。

 これら3法案が菅首相を辞めさせるための最低条件であるからだ。

 菅首相を辞めさせたい自公と、菅首相をもっと強く辞めさせたいと考え
る民主党執行部が、だから法案の中味よりも成立を優先させて手を結んだ。

 しかも、菅首相を辞めさせたい一心の民主党執行部は、自公の要求を丸
呑みしてまで法案成立を優先させた。

 これは無茶苦茶な話だ。

 と、ここまでは誰もが思うことだ。

 だれもが語り、だれもが書いていることだ。

 しかし、私がここで言いたいことはそのことではない。

 これら法案成立にかける熱意が菅首相にはまったく見られなかった。

 特に再生エネルギー法案に関する菅首相の無関心振りを見逃すわけには
いかない。

 俺の顔を見たくなければ通せとまでいった菅首相が、その法案の中味に
ついて自らの考えを何一つ語らず、それを実現しようと汗をかいた気配が
ない。民主党執行部に丸無げ(8月12日読売)だ。

 こんな矛盾したことがあるだろうか。

 私は、菅首相には、本人にその気があれば、徹底して延命を図る手段
はあったと思っている。

 すなわち彼が本気で脱原発を願うのであれば、それを実現するための
最善の再生エネルギー法案を成立させるべくみずから指導力を発揮し、
自民党や官僚や財界と対立すればよかったのだ。

 そうすれば法案は容易には通らなかったはずだ。

 自分の思う通りの法案ができるまで首相にとどまって頑張ると叫んだ
ほうが筋が通ったはずだ。 

 そして再生エネルギー法案の中味をめぐって対立が続き、最後は脱原発
を本気で進めるためにはどちらの再生エネルギー法案がいいのか、国民に
判断を委ねればよかったのだ。

 彼にはその気がまったくなかった。

 それどころか自公と民主党執行部の妥協があっさり成立した後は、一転
して辞める方向に舵を切った。

 なぜか。

 それは辞めた後の政局においてなお自らの影響力を残そうと思うからだ。

 彼は首相を辞めたあとは夫婦でお遍路めぐりでもするかと言っていた。
これも真っ赤なウソになるというわけだ・・・

 
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2011年08月11日

 それでも続く政局の混迷 -小沢の真価が試される時-

 不毛な2ヶ月の政治空白の末、やっと政局が一歩進むことになる。

 しかしこれで政局が好転する事にはならない。

 原発事故問題や復興・復旧作業が正しく進むことにはならない。

 政治の混迷は形を変えて続いていく。

 その理由は菅首相後の民主党代表選びが不毛な作業であるからだ。

 なぜか。それはどのような人物が代表に選ばれようとも、それは
次期総選挙までのつなぎでしかないからだ。

 よきにつけあしきにつけ本格的な政権が動き出すのは、総選挙で明確
な対立軸が掲げられ、国民が選択するあらたな政権が出来てからなのだ。

 しかし、それを避けてなし崩し的に政治を誘導しようとしているのが
メディアだ。

 今日(8月11日)の朝日と読売が奇しくも同じ趣旨の社説を掲げて
いた。

 すなわち、朝日はこう書いている。

 今度の代表選は「小沢か脱小沢か」といった権力争いより、政策選択と
いう次元の高い代表者選びにしなければならない、民主党の公約を守るか
否かではなく、公約を超えた知恵が試される。これまで民主党を引っ張っ
てきた菅、小沢、鳩山のトロイカを終焉させ、世代交代による再出発を行
なえ、と。

 読売はもっと単純である。与野党協力の新体制で、消費税増税、行政組織
(官僚)の活用、原発再開による電力危機を回避せよ、と提言している。

 確かに朝日と読売では原発政策について少しは異なる。

 しかしその違いをはるかに上回る共通点は、政権交代時の民主党の公約を
否定し、保守大連立で日本を立て直せといっているところだ。

 ところがそれに真っ向から異を唱えるような言動を見せる大物保守政治家
がいる。それが小沢一郎だ。

 この政策選択に決着がつかない限り政局の進展開はない。

 小沢一郎よ。行動を起こす時だ。

 それによって民主党が分裂されることになってもよし、新党結成に動い
てもよし、政局は本格政権に向かって一刻も早く動き出す時である・・・


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2011年08月10日

さすがの菅首相も白旗をあげたようだ


 
 時間の問題と思っていたが、どうやら菅首相はあきらめたようだ。

 程度の差はあれ今朝(8月10日)の各紙がみなそう書いている。

 私がそう確信したのは朝日新聞の記事を読んだ時だ。

 誰よりも菅首相を支え続け、菅首相の延命策に伴走してきた朝日新聞
が一番はっきりと菅辞任を書いている。

 法案成立を野党が引き延ばすと目論んで延命に固執するつもりの
菅首相が、突然の3党合意を聞かされて、目算がはずれ、延命策を
とろうにも政権浮揚の決定打が見つからず外堀が埋まった、と書い
ている。

 朝日がここまで書くのだからこれが真実だということだ。

 それにしてもあまりにもわかりやすい菅首相の延命劇だった。

 裏も表もない。

 菅首相夫妻の個人的な権力しがみつきであったということだ。

 迷惑な話である。

 壮大な時間の浪費と国民生活の毀損だった。
                            了


 今日の「天木直人のメールマガジン」では以下のテーマで配信しています。


 1.「核抑止力のない世界を目指して最大限の努力をする」と
    
   言った菅首相  

 2.オバマ大統領の落日

 3.松田直樹がなぜここまで惜しまれるのか

 4.報道されないところに厳粛な真実がある 

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2011年08月08日

 週刊エコノミストに掲載された拙稿の紹介  

 

 きょう(8月8日)発米の週刊エコノミスト8月16・23日合併号に
おいて「自立した外交で日米同盟の呪縛を解き放て」という私の寄稿が
掲載されています。

 これは、原発と日米同盟には共通点がある。国民が当然の事と思い込
まされてきた原発が福島原発事故で間違っていたことに国民は気づいた。
 国民が脱原発に覚醒したのと同様に、日米同盟についても、その現実
を正しく知れば、国民は必ず脱日米同盟の正しさに気づくだろう、という
私の持論を述べたものです。

 これは対米従属外交に終始する菅首相に宛てた私のメッセージでも
あります。

 きょう(8月8日)の外交・安保問題に関する国会の集中審議で国民が
目撃したように、菅首相は、外交についての知識も信念もなく、外務官僚
の答弁を繰り返すだけの政治家でありますが、脱原発と同様に、彼には
脱日米同盟の正しさに気づいて欲しいと思って書きました。

 書店で見つけてぜひご一読下さい。そして所感をいただければ幸甚です。
                       了


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なく、既存政党から自立し、反権力、脱官僚、脱対米従属、平和外交、
判官びいきの立場からメディアの裏にある真実を追求すべく、365日
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 最近の「天木直人のメルマガ」は次のようなテーマで配信して
います。

 1.原発輸出を継続するという閣議決定の背景にあるもの

 2.日本はトルコの中東外交を見習うべきだ

 3.その気になれば政治主導の官僚人事はできる

 4.このままでは広島平和記念式典は風化していく

 5.菅首相のヒロシマ挨拶には失望させられた。

 6.あの時空襲警報さえ出ていれば

 7.米国の圧力でウソをつかされた国会答弁

 8.これこそが原爆記念日に行なわれるべき日本の平和宣言だ!

 9.日本のヤクザが米国金融制裁の対象となったニュースに思う

 10.シリア情勢から目が離せない   

 11.日本はパレスチナ国家承認国連決にどう対応するつもりか 

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2011年08月07日

  菅首相のヒロシマ挨拶には失望させられた。  

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
■□■
□■ 天木直人のメールマガジン2011年8月7日第561号
■ 
 
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  菅首相のヒロシマ挨拶には失望させられた。  
   
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 菅首相が2011年月8月6日の広島平和記念式典で行なった「あいさつ」
には失望させられた。

 何から何まで菅首相を批判する産経新聞や与野党の反菅主義者は、平和
式典に脱原発を持ち込むのは異例だ、政治利用だ、などと批判する。

 しかし、それは的外れだ。

 フクシマ原発事故が起きたその年の原爆記念式典において原発問題に言及
しないほうがおかしい。

 私が失望させられたというのは逆だ。

 脱原発の内容に聞くべきものがなかったからだ。

 私のメッセージが伝わったのだろう(と私は勝手に思っているのだが)、
彼は核廃絶と非核三原則を冒頭に言及し、脱原発を後回しにした。

 私が失望したというのはこれらの脱原発部分のことだ。

 今の菅首相には脱原発しかない。

 ここで今まで以上に思い切った脱原発演説を行ない、その存在感を出す
べきだったのだ。

 どのような批判を受けようとも、彼に脱原発の思いがあればそれを貫き通す
べきだった。

 ところがそれではあまりにもあざとい、世論の支持は得られないと判断した
のだろう。今まで通りの脱原発の域を出なかった。

 ここに私は菅直人の覚悟のなさを見た。限界を見た。すべてを人気取りで
判断する現実主義者の顔をみた。

 これでは彼がどのように延命を図っても、もう持たないだろう。

 延命ができる唯一の可能性は、信念を持った政策を、周囲を敵に囲まれても
押し通すという情熱を感じさせる時だけだ。

 菅首相夫妻にはそれがないのだ。

 あるのは政権を握り続けることだけだ。それがはっきりした。脱原発さえも
情熱はないのである。

 しかし私がもっと失望したことは、彼の平和メッセージに関する部分である。

 確かに彼は核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けての決意を長々と語った。

 しかしまったく心に響かない。 

 なぜか。それは官僚の書いた従来の挨拶を読み流したものであるからだ。

 彼には自分の言葉で訴える平和思想や平和論がないのだ。

 都合のいい時は官僚たたきをする一方で、官僚の知恵を借りたい時は官僚の
言いなりだ。外交がまさにそれである。

 しかし、考えてみれば無理はない。

 彼は鳩山首相と違って、「俺はヤレない事は口にしない」と吹聴して来た。

 平和の実現は究極の理想追求だ。できない事と思われることでも、情熱を
もって挑み続けなければ叶わない難題だ。

 現実主義者を自認する菅首相にははじめから無理な相談であったということだ。

 その菅首相を支え続ける政治家の筆頭格を思い浮かべれば自称平和主義者の
政治家たちが多い。

 しかし、斉藤つよしといい、辻元清美といい、しょせん私から言わせれば本物
の平和主義者ではない、ということになる。

                               了


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2011年08月05日

菅首相の最後のパフォーマンスの舞台こそ広島だ。それを許してはいけない。


 
 わずか一日で経産省幹部3人の更迭人事パフォーマンスのぼろが出た。

 今日8月5日の大手各紙は一斉にその舞台裏を書いて菅首相の姑息さを
批判している。

 海江田大臣と経産官僚の決めた人事をパクって自分が更迭したように
見せたのだ。

 経産省解体どころか原発維持政策を容認したのだ。

 菅首相の最後のパフォーマンスは8月6日の広島平和記念日の
平和演説だ。

 演説は脱原発で埋め尽くされるだろう。これ以上ない踏み込んだ演説
をしてやろうと菅首相は張り切っているに違いない。

 政権延命にはもはや脱原発しかないからだ。

 しかし原爆記念日における平和演説を脱原発で埋め尽くすことは原爆
被災者に対する冒涜だ。

 広島平和記念日で日本の首相が言うべきことは核兵器の廃絶であり
米国の核抑止力からの脱却である。

 この日本から核兵器を積んだ米国の空母や航空機を撤去し、米軍基地
の撤退を実現することだ。

 日米同盟からの決別に言及する事無く、脱原発ばかりをいくら強調
しても、それは欺瞞だ。

 8月22日にバイデン米副大統領が訪日することが決まったという。

 さぞかし菅首相は喜んでいるだろう。

 もはや菅首相の延命の唯一、最大の頼りは米国だ。

 バイデン大統領との会談は対米従属一色に塗りつぶされることだろう。

 そんな菅首相に広島で平和演説をする資格はない。
                             了

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2011年08月04日

環境省に原子力安全庁を新設するという愚策

 

 原子力推進の立場にあるものが原子力規制を行なう。

 これはアクセルとブレーキを同時に踏むようなものだ。

 いや、「ヤラセ」の発覚でブレーキどころかアクセル
を踏んでばかりいることがわかった。

 だから原子力安全・保安院は経済産業省から切り離さ
なければならない。

 ここまではいい。誰も反対できない。

 しかし新しい規制組織を環境省の下の外局とすると菅首相が
考えたとしたら愚かだ。

 菅首相が官僚組織を掌握していない証拠だ。

 なぜか。

 原子力政策を監視する役割は強力な権限を要する。

 環境省は三流官庁だ。その外局である庁はもっと弱い組織だ。

 官僚組織の掟では一流官庁がすべてを牛耳ることが約束事だ。

 一流官庁を自負する経済産業省が三流官庁と見なす環境省の
そのまた外局の命令に服するはずはない。

 この案は成立しないだろう。

 成立してもうまく行かないだろう。

 菅政権の終わりとともに消えてなくなる愚策である。
                          了

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2011年08月03日

菅首相夫妻はメディアを名誉毀損で訴えるべきではないのか


 
 ここのところ新聞や週刊誌で政権にしがみつこうとする
菅首相夫妻の暴言の数々がやたらに紹介されている。

 「(安倍、福田、麻生、鳩山の)四人の首相で誰なら俺より
うまくできたと言うんだ!」

 「おれは途中で投げ出すことはしない。辞めさせたければ
頭をかち割るしかない」

 「普天間みたいに、言ったけどできなかったということは
俺にはないんだよ」(8月2、3日毎日新聞)。

 「泣くような人には大臣は任せられない。あなたが泣いたら
別れるわよ!」(8月2日産経)。

 「わが家なんか、私よりも伸子のほうが能力が高いんです」(8月
3日産経)

 などなど。

 これらはほんの一例だ。週刊誌に至っては権力を私物化する
菅首相夫妻の行状のオンパレードだ。

 いくらなんでもそれはないだろう。

 もしそれが事実としたら、さすがにこのような夫妻に権力を任せる
わけにはいかないとなる。

 日本人の心情としてなじまない。

 しかし本当にこんな発言を繰り返しているのだろうか。

 菅夫妻はこれら聞いて来たようなウソを並べられて黙っている
のだろうか。

 ひとごとながら聞くに堪えない不快な言葉だ。

 人格を貶めるメディアを名誉毀損で訴えるべきではないのか。

 もしこれらの発言が事実で、それゆえに訴えることが出来ないとしたら
、やはり菅首相夫妻には即刻お引取り願うしかないということになる。

                           了


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