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2010年08月05日

菅・仙石民主党政権の対米外交は史上最悪の対米従属である

                             
   
 8月4日の読売新聞は、菅直人民主党政権が8月3日の閣議で、国連安保理の
対イラン制裁決議を受けて、資産凍結などの追加制裁措置を了解したと報じた。

 おりから米国務省のアインホーン対イラン・北朝鮮制裁調整官が来日し、日本
政府、財界に制裁強化を訴えた。

 この一連の動きの重大さに気づいている国民は果たしてどれほどいるだろうか。

 なぜ米国は対イラン制裁にこだわるのか。

 それは反米テロ組織を支援するイランを許さないという事だ。そのために米国はイランとの戦争も辞さない。

 イランとの戦争はなにもミサイル攻撃だけではない。

 本気になって経済制裁を行なえばイランを戦争に追い込む事になる。

 かつて日本は米国の石油禁輸などで経済の息の根を止められ、太平洋戦争に突入
するしかない状況に追い込まれた。

 南アフリカ白人政権がアパルトヘイトを放棄したのは投融資規制を米国が本気で
行なったからだ。

 パレスチナはガザの封鎖でハマスは自爆攻撃をするしかないところに追い込ま
れている。

 それらと同じ事を米国はイランに対して行なおうとしている。これは武器を使わない戦争である。

 米国が固執し、日本が無条件で支持した国連安保理の対イラン制裁決議はそれで
あった。

 ところが国連の安保理決議は米国にとっては妥協の産物だ。

 まだ生温いといわんばかりに、もっと強力な対イラン経済制裁法を米国は独自で
進め、それを世界に押し付けた。

 それが7月1日に成立したイラン制裁強化法である。

 この米国のイラン制裁強化法が日本企業に与える危険性に警鐘をならした鋭い
記事を発売中の週刊エコノミスト8月10日号に見つけた。

 デユィーイ&ルバフ法律事務所の日本情報室長である菱川摩貴という人が書いた
その記事は日本国民必読の記事だ。

 米国のイラン制裁強化法の影響を受ける業種は石油関連、輸送、銀行、保険など
ほとんどの基幹業種に及ぶ。しかも適用範囲は米国企業にとどまらず日本企業を
含む外国企業に及ぶ。

 違反行為が発覚した企業は米国内の取引が禁じられ、米国事業の実質的撤退を
余儀なくさせられる。イランと取引をした銀行は米金融システムから締め出す。

 そのあまりの厳しさに米国企業さえも反発したという。

 しかし米議会は上院賛成99票対反対0票、下院賛成408票対反対8票の
圧倒的多数で可決した。

 米国は1990年代半ばにもイランのエネルギー開発に投資する企業を制裁
対象とした対イラン制裁法を成立させたことがあった。

 その時は欧州連合が世界貿易機関(WTO)のルール違反だと訴えたため
クリントン大統領は制裁を差し控えた。

 しかし今回は比べ物にならないほど包括的な制裁法を成立させた。それを強引
に実施しようとしている。本気でイラン制裁を行うつもりだ。

 菱川氏は米国は日本企業も標的にされるという。そして日本企業が制裁を受けないためには、個々の企業努力はもちろん、日本政府がイラン封じ込めに米国と「緊密に協力している」と判断される事が重要である、と書いている。

 3日の閣議決定はまさしくそのような配慮から来たものである。

 国連安保理の制裁決議では具体的履行は各国の判断に委ねられている。

 かつて日本はイランとの太い経済関係があった。だから追加措置には財務省、
経済産業省は慎重だったという(8月4日読売)。そこまでやらなくてもいいのだ。

 それを岡田外相が、「影響がないような制裁では効果が期待できない」と押し
切って追加制裁措置を求めたという(8月4日読売)。

 菅・仙石主導の民主党政権は対米外交が出来る人材は皆無だ。だから自民党
以上に対従属的となる。米国の対イラン戦争に無条件で協力しようとしている。

 それは小泉首相の対イラク戦争支持よりももっと危険だ。

 このままでは日本は米国の対イラン戦争に加担することになる。

 今度こそ日本は米国のテロとの戦いに巻き込まれる。アルカイダの標的になる。

 こんな愚かな事はない。菅民主党政権の最大のアキレス腱は対米外交である。
                                    了 
                                                                             
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「さらば日米同盟」の出版記念講演が近づいてきました。

 政治評論家の森田実さんの特別参加を得て次の要領で行ないます。

 私の思いを語り、森田さんに私の質問をぶつけます。乞うご期待。


 13:35-14:00 天木直人「出版の意図を語る」
 14:05-14:45 森田実 「特別講演」
        休憩
 15:00-16:00 天木直人・森田実対談(司会天木)
 16:00-17:00 聴衆との応答(司会天木)

日時 8月8日(日)
   午後一時開場

場所 赤坂区民センター大ホール
   港区赤坂4-18-13

   地下鉄銀座線・丸の内線 赤坂見附駅 A出口徒歩10分
   大江戸線・半蔵門線 青山一丁目駅  4番出口徒歩10分

参加 無料(予約の必要はありません。直接会場へお越し下さい)。

(連絡先:春田 090-2415-7617 u12u9lo6@image.ocn.ne.jp 
               ユー12ユー9エルオー6)

 


  


       


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2010年07月30日

どうやら今の政治を全否定する時がきたようだ


 
 どうやらこの国は、私が冗談交じりに唱えてきた既存の政党、政治家を全否定しなければならない臨界状態に突入しつつあるようだ。

 偶然にも同じ日に行なわれた民主党と社民党の党内対立の模様を見てそう確信した。

 もう元には戻れない。戻ってもうまく行かない。国民の共感を呼ぶような政治は彼らにはできない。

 社民党はどうなっていい。しょせん極小野党だ。国民の大多数にとってはどうでもいい。

 しかし民主党は違う。政権政党である。 そんな民主党がこんな状況だ。

 なぜ9月なのだ。なぜ今すぐ代表選挙を行なって再出発しないのか。

 菅直人代表で再出発するのか、それとも小沢一郎と妥協するのか。あるいは、そのいずれもがうまく行かないのであればどちらかが民主党を割るのか。

 それをはっきりさせろ。

 国民はどちらでもいいのだ。早くスッキリさせて力強い政策を進めろと言っているのだ。

 そもそも、民主党がこんな悠長な事ができるのも野党第一党である自民党がまったくダメだからだ。

 国民はよく見ている。本当に自民党が出直しているのならとっくの昔に菅民主党は終わっている。

 それがそうならないのは自民党がもっと悪いからだ。自民党は終わっている。

 政治評論家はきまってこういう。

 日本の状況はこんな事をしている時ではない。

 政局よりも政策を政治家に求めている、と。

 それは違う。政策がないから政局になるのだ。

 たとえ政策があっても政策で一致した連中が集まらないから政局になるのだ。

 そんな政治をそろそろ国民は全否定しなければならない。

 政治家がいなくなったら日本は誰が動かしていくのかだって。

 そんな馬鹿な事を言っているから馬鹿な政治家が蔓延するのだ。

 政策はわれわれが作っていく、それしかないだろう。あたりまえの事だ。


 

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