参院選後の小沢一郎の動きに注目したい
今度の参院選挙は不毛の選挙である。
注目すべきは参院選挙後である。
菅民主党政権が勝っても負けても、そしてどのような議席数で勝っても負けても、
参院選後の政局は政界再編に向かって動き出す。
問題は政界再編の中身だ。
どのような政界再編が起ころうとも、今のところそれはいわゆる保守政党の間の離合集散でしかない。
すなわち、経済成長を掲げた増税政策と日米同盟深化の名の下に進められる対米従属政策が、保守連合によって進む。
大方の国民はそれを消極的に受け入れざる得なくなる。
最悪の政治状況だ。
菅直人という政治家が政権を握った最大の罪である。
しかし考えてみれば、これが戦後65年の日本の政治の行き着く先なのかもしれない。
果たしてそのようなシナリオを覆す道は残されているのか。
あるとすれば、そのような保守連立の動きに明確な対立軸を示して立ち上がる指導者が現れるかどうかである。
しかもその指導者は左翼的な立場からではなく、保守、現実主義的な立場から現れなければならない。
今の政治家の中でそれができる政治家は小沢一郎しかいない。
小沢一郎がそういう器量のある政治家かどうか私は知らない。その覚悟が小沢一郎にあるかどうかも知らない。
しかし、私はそれを勝手に期待する。
日本の政治が活性化するためには、今の菅直人民主党政権、つまり菅、仙谷、岡田、玄葉、前原、枝野、が進めようとする強者の政治に対抗するもう一つの国民政党が必要だ。
対立軸は消費税増税反対だけでは不十分である。
沖縄の声を背にしt日米合意は見直さざるをえないと米国に伝える事できる政治勢力が現れるかどうか。そのような政治指導者が現れるか。政界再編の鍵はここにある。
私は「さらば日米同盟」を持参して小沢一郎の側近である国会議員を訪れた。
そして訴えた。小沢一郎に復権の意思があるならば、憲法9条を掲げた対米自立の平和外交を明言しみずから政界再編の先頭に立つほかはない、と。
思えば図々しい事を言ったものだ。小沢側近の政治家はそんな私の面談を受け入れ、話を聞いてくれたものだ。
果たしてそのメッセージは小沢一郎に伝わるのだろうか。
伝わったとして、小沢一郎がそれに反応を示すのか。
それはもちろんわからない。おそらくそうならないだろう。
しかし、日本の政治が活性化するのはそれしかない。
何よりも小沢一郎という政治家が復権を望むのならそれしかない。
権力闘争や私怨のための復権では話にならない。国民の理解は得られない。
沖縄県民を、そして日本国民を、米国の軍事占領から解放する。それを訴え、
自らその先頭立つとき初めて、政治家小沢一郎の復権の大義名分が成り立つ。
そのような政界再編が起こらない限り、私は、参院選はおろかその後の日本の政治に期待も興味も持てないのである。
了
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