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2009年12月13日

 小沢、反小沢で政界再編が起きる予感


 

 今回の習近平・中国国家副主席の天皇会見問題に関する私の解説は有料メルマガで詳しく書いた。

 それは一言で言えば、「1ヶ月ルール」を破ったかどうか、という瑣末な問題ではなく、象徴天皇の果たす政治的役割と、誰がその天皇の行為を決める権限を持っているのか、という根本的な問題であると言う事だ。

 しかしここではその問題を離れ、今回の事件がきっかけで起こるかもしれない政界再編の予感について書く。

 13日の毎日新聞に次のようなくだりがあった。

 「・・・外務省が宮内庁に会見を申し入れたのは、11月26日。外務省幹部によると、宮内庁の困難との返答を受け、翌27日には官邸の了承を得た上で中国側に会見は出来ないと伝えた。この際、官邸から異論はなかったという・・・」

 この記事が正しければ、やはり小沢幹事長の一声で会見が実現したということだ。

 皇室の政治利用かどうかが問題ではない。

 象徴天皇といえども、その言動が政治的意味合いからまったく中立である事はない。

 重要な事は、国民の統合の象徴である天皇の行為を決定する者は誰か、その手続きはどうなっているのか、この点が国民に透明性をもって説明されなければならないのだ。

 その意味で、鳩山首相は国民に対して嘘をついてはいけない。正直であらねばならない。

 それにしても、である。

 13日の各紙が報じるような小沢幹事長の影響力の大きさが事実であれば、早晩大きな内政上の問題となるのではないか。

 今回の件だけではない。ソウルで天皇陛下の訪韓は「結構なこと」と言ってみたり、永住外国人参政権付与法案を通常国会で通過させる、と言ってみたり、まるですべて自分が決めると言わんばかりだ。

 ここまでの高慢、増長を許しておいていいのか、と強く思う者が政治の中で起きてきてもおかしくはない。

 今の政治の中で、誰も小沢幹事長の言動を制止できる者がいないとしたら、それは不健全だ。危険だ。

 そう考える者が、政党を超えて出てきてもおかしくはない。

 良識ある国民の中でそう考える者が出てきてもおかしくはない。

 ひょっとしたら、党派を超えて、小沢派、反小沢派の政界編成が急速に動き出すのではないか。そういう予感がする。

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