岡留安則元「噂の真相」編集長との対談
まぐまぐ対談シリーズ第4回として、岡留安則元「噂の真相」編集長と11月21日夕
対談した。
まぐまぐ本社は京都河原町4条交差点近くのビルの最上階にあり東山を一望できる。
おりしも紅葉まっさかりの連休中の京都である。
観光客にあふれる河原町通りを尻目に、、そして夕なずむ東山の山並みを遠くにながめ、
社員のいない休日のまぐまぐ本社で、ビデオカメラを前に二人だけで(結婚式を翌日に
控えた気の毒な社員の立会いの下で)思いのたけをぶつけ合った二時間。
話は、岡留氏が沖縄に移住したこともあり、当然のことながら今話題の普天間基地移設問題
に及んだ。
それに、民主党政権の評価と今後の日本の政治状況の展望である。
ぶつけ合ったといっても気の置けない岡留氏との二人だけの対談だ。ともに反権力であり、政権交代論者だ。当然ながら意見はことごとく一致する。
特に普天間基地移設問題に関する鳩山首相の本心は何処にあるのかについて、二人とも
わからない。
わからないが、ひょっとして腹をくくっているのではないか、その可能性小さいが、
県外移転もあるのではないか、それを不安と期待で見守る、というところまで見事に二人は一致した。
もっとも一致したといっても、我々の事だ。いい加減なものではある。
二人の大きな違いは、私が日米軍事同盟が続く限り対米従属はなくならず、したがって軍事協力
のない日米関係を目指すべきだ、と持論を繰り返したのに対し、岡留氏は、「それは無理だ」、とあっさりと言ってのけたところである。
ここに岡留氏の真骨頂がある。
反権力に徹する「噂の真相」元編集長が、その後にも先にもあらわれることのないあのゴシップ情報誌「噂の真相」を長年の出版し続けることに成功し、天下の文芸春秋と購読部数を競い合う。
その儲けで沖縄に隠居し、ゴルフと酒の羨ましい生活に明け暮れられるのも、この弾力的、融通無碍な岡留氏だからこそである。
私はその岡留氏に、「そんな贅沢をしている場合か」、と言うつもりはない。
暴力団に襲われ、訴訟の嵐にもめげずに「噂の真相」を出版し続けた、そのことだけで
すべてが許される。
その彼が言った。あれだけ人の嫌がるゴシップを見つけて暴露し続けた。自分の書いたもので
地位や名誉を失った者が恨みから仕返しをしたり、命を狙ったりすることもある。それが人間の感情だ。
それを覚悟して書き続けたということだ。
温厚で飄々とした風貌の裏に、この覚悟がある。
ビデオ収録の後で近くの居酒屋で酒を飲みながら話を続ける。話の内容は当然そこで俄然と
面白くなる。
残念ながら収録部分にはそこは映されていないのではあるが。
この対談は各1200円で、「普天間基地問題はどうなる」編と「政権交代の行先にあるもの」編の
二つにわけて、近日中にまぐまぐ社から発売されます。
今日の「天木直人のメルマガ」では次のテーマで配信しています。
「見えてきた核密約の落としどころ」
「米国を知ることの難しさ」
