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2009年10月25日

 鳩山民主党政権は結論を出す前に「幻想の島 沖縄」を読むべきだ

    
   
 十分書いてきたので、しばらく私は普天間基地問題について書くことを止める。 

 だけども、最後にこれだけは書いておきたい。

 鳩山民主党政権は何かと言うと最後は地元住民の意見に耳を傾けるという。

 鳩山首相も岡田外務大臣も北澤防衛相も、それを繰り返す。

 およそ沖縄問題とは無縁と思われる輿石参院議員会長までもが、「一番大事なのは沖縄県民の合意が得られるかどうかだ」と言い出す始末だ(10月25日東京新聞)。

 まるでお守りの呪文のごとくだ。

 しかし、沖縄住民がいいといえばそれでいいのか。

 そもそも彼らは沖縄住民の本当の気持ちがわかっているのか。

 72年の本土復帰以来、沖縄住民がいかに政府・官僚の無策に翻弄されてきたかを真剣に考えた事があるのだろうか。

 いまこそ彼らは日経新聞前那覇支局長大久保潤氏の著書「幻想の島 沖縄」(日経新聞社)を読むべきだ。

 この本は、普天間基地問題の結論が出される前に、この国の指導者が読むべき本だ。いや日本国民のすべてが読むべき本だ。

 普天間基地問題のすべてがそこにある。沖縄問題のすべてがそこにある。いや戦後の日本の日米関係史のすべてがそこにある。

 この本を読むと、湯水のように使われてきた沖縄支援や減税特別措置によって、基地住民の気持ちがいかに分断され、歪められてきたかがわかる。

 沖縄支援は、本土の沖縄に対する贖罪から来ているだけではない。対米従属政策をごまかすためだ。政治家の利権のためだ。業者の金儲けのためだ。官僚の責任逃れのためだ。

 その結果住民は、支援なくしては生きられなくなってしまった。支援をもらうために基地なくしては生きられなくなってしまった。

 だから住民の意思を尊重するといった場合、基地を残してくれという事になりかねない。

 鳩山首相に問う。それでいいのか、と。

 それが本当の住民の意思だろうか。その意思を尊重した結果、普天間基地を沖縄に残す事が正しいという事になるのか・・・

 この続きはメルマガで書いています。

 

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