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2009年10月24日

 斎藤次郎元次官の日本郵政社長就任について 続編


二日前のブログで、斎藤次郎元大蔵次官を日本郵政社長人事に任命したことは、鳩山民主党政権にとって大きな間違いだ、と書いた。

 それを読んだ読者から反論が寄せられた。官僚だからといって何でも反対するのはおかしい。官僚を任命すればその事だけで官僚支配だというのか、たとえばあなたが国家戦略局の一人になったらそれも官僚支配というのか、うほとんど人種差別だ、などと言う。

 これに対し私は一言だけ返事を返した。斎藤次郎氏はただの官僚ではない。元次官だ。しかも大蔵省の。

 官僚の世界で大蔵省の次官を務めあげた事の意味をよく考えたほうがいい、と。

 私のブログを読む読者がどんな意見を持とうが自由だ。

 有料メールマガジンの読者はインナーサークルの同志だと思って書いているから、その読者の意見には正面から向かい合う。

 しかし私のブログは不特定多数の目に見えない読者が相手だ。その読者がどのような意見を持とうと私は構わない。それを尊重する。

 だが、読者もまた真剣であってほしい。

 なぜ私が不特定多数の読者を相手にブログを書き続けているのか。

 それは権力者に都合のいい情報に惑わされることなく、自分の頭でよく考え、少しでも真実に近づいてもらいたい、その為のヒントを提供したいからだ。

 斎藤次郎元大蔵次官の任命については、今日10月24日の朝日新聞で、元衆院議員の田中秀征氏と慶応大学教授の金子勝氏が、それぞれ別の角度から、厳しい批判を行っていた。

 そこに今度の斎藤次官の任命についての問題点がすべて凝縮されている。

 その事を私はここで繰り返さない。

 ここで引用するのは同じく今日10月24日の各紙に掲載されていた次の記事だ。

 東京金融取引所は斎藤次郎社長の後任として太田省三専務(62)の昇格を内定したという。

 太田氏もまた大蔵官僚OBだ。印刷局長を経て東京金融先物取引所(現東京金融取引所)に天下った。典型的な大蔵官僚の間の人事のたらいまわしだ。

 太田専務は何をしていたのか。斎藤氏の下で外国為替証拠金取引(FX取引)市場の開設に尽力したという。

 外国為替証拠金取引とは何か。主婦などの一般国民の射幸心を煽る為替投機からテラ銭を取るところだ。

 最近の為替変動でどれほど多くの者が資産を失っていることか。

 官僚から平然としてそんなところに天下って高給を食む。その事一つだけで、私は彼らを信用しない。


 「天木直人のメルマガ」では次のテーマで世の中の不正義を糾弾しています。

 「押尾事件の本当の悪」

 「普天間基地の後は非核三原則の放棄を迫られる事になる」

 「放置されたままの裁判員制度」

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