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2009年08月25日

 「無駄遣いをやめさせる」ではなく、「税の泥棒を許さない」である

 マニフェスト論争を聞いていて、かねてから気になっていたことがあった。

 それは財源論争の時に決まって出てくる、「無駄をなくす」という言葉である。

 しかし、この言葉の響きはあまりにも平凡だ。なまぬるい。

 世間で言う無駄遣いとは、不必要なものまでも買ってしまう、使ってしまう、と言った穏やかな響きがある。しかし国民が怒っているのは、決してそのような単純な「無駄遣い」ではない。

 族議員と業界の癒着によって国の予算が私物化されている。国民に還元されるべき年金が社会保険庁の不祥事で消失してしまった。官僚の天下りのためにおびただしい特別会計予算が私物化され続けてきた。

 そのようなことは、もはや単なる「無駄遣い」ではない。

 「無駄遣い」という穏やかな言葉では国民の怒りはとても表現しきれるものではない。

 もっと的確な表現があるはずだ。

 そう思って考えていたら、はたと昔読んだ本の名前が浮かんできた。

 それはベンジャミン・フルフォード著の「泥棒国家(クレプトクラシー)の完成」(光文社)である。

 この本は、この国の国民の収める税金が、政治家、官僚、業界、やくざの結託によって食い物にされている実例を、タブーを破って糾弾した本である。

 まさしくこの言葉通り、善良な国民は、自公政権とそれに群がる一部の性悪な人々に食い物にされてきたのである。

 まだ総選挙まで数日ある。

 民主党は、そして野党は、「無駄遣いをなくす」などというおとなしい言葉を繰り返すのではなく、泥棒国家を叩き潰す、国民のための国民による世直しを起こす、と叫ぶべきだ。

 そのような単純でわかりやすい言葉を使ってはじめて国民は気づく。目覚める。

 その時こそ自公政権にとどめをさす時である。


 天木直人のメールマガジンでは他に次のテーマで書いています

 「この国に平和革命を起こすかもしれないサンデー毎日9月6日特大号の記事」

 「なぜ韓国人はドイツ人のように自らの手で南北統一を実現させようとしないのか、できないのか」

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