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2009年06月24日

 異様な局面からお笑い局面に移った日本の政局


  
  
  ブログの読者は政局がらみの記事を好む傾向にある。政局がらみの事を書くとアクセスがてきめんに増える。

  しかし私はアクセスを増やすために政局の書くつもりはない。今の政局はくだらないからだ。


  私は外務省を辞めてからの数年間、政治家や政治家秘書たちと少しばかりかかわりを持つ事になった。

  そこで気づいた事は現実の政治の世界もまた業界の一つに過ぎないということだ。政治家や政治家を目指す秘書、それらに群がる利権集団。そしてその動きを報じ、解説して飯の種にしている政治報道関係者たち。

  そういう者たちが繰り広げている狭い世界の出来事でしかない。

  つまり今の日本の政治は、芸能ニュースやスポーツニュース並みとい考えたほうがいい。だからこそテレビや新聞は、政治報道のあとはきまって芸能ニュースやスポーツニュースを流す。そして天気予報だ。

  しかし、芸能ニュースやスポーツニュースなどとは決定的に違うことがある。それは政治が我々の生活のすべてを握っていることである。

  だから今の日本の政治がどんなにくだらなくても、それを厳しく監視していかなければならない。さもなければ我々は被害を蒙る事になる。割を食う事になる。だからどんなにくだらなくても政治から目を離してはならないのだ。

  我々一般国民が政治に関わるということはそういう事なのだ。政治や政治家が、そして政治を報じる政治記者たちが、自分たち国民、有権者、納税者、の利益に反する行動をしていないか。

 政治を語り、論じる必要性は、その一点につきる。私が政治について書く理由はそれに尽きる。

  私は6月16日のブログで、政治が異様な局面に突入してきた、と書いた。西松建設問題から始まった壮絶な権力闘争は、日本郵政疑惑と鳩山総務大臣更迭に発展し、もはや仁義無き戦いに突入したと思えたからだ。

  敗北必至の自民党は、権力維持のためにはあらゆる策を講じてくるに違いない。その為には第二、第三の小沢事件が解散・総選挙までの間に起こってくる。

 それに対する野党の反発も激しくなる。ここまで自公政権を追い込んで勝てないとなると、野党には後がないからだ。

  そういう意味で与野党の攻防はこれから解散・総選挙までの間、ますます異様になってくる、そういう意味で私は6月16日のブログを書いたのだ。

  ところがどうやら局面はお笑い局面に移ったようだ。東国原宮崎県知事の、「私を総裁にする覚悟があるか」発言である。

  もちろん古賀誠自民党選対委員長が東国原知事出馬を誘ったのは、時期総選挙で勝つための何でもあり作戦の一つだ。その意味で異様な局面の一端である。

  しかし、東国原知事のこのひと言があっという間に政局をお笑いにした。皆が凍りついた。そして呆れた。閉口した。

  麻生首相はここまで恥をかかされた。古賀誠選対委員長はばか者になった。東国原知事は高ころびした。国会議員たちは虚しさを感じた。

  しかし考えてみればこの東国原発言は、小泉首相から始まったこの国の政治の行き着く先であるのかも知れない。政治の愚かさを暴いて見せてくれた功績ある発言かもしれない。

  もはや我々国民は、あと二、三ヶ月後に行なわれる総選挙までの政局を、笑いながら見ていればいい。一切の解説は要らない。

  日本の政治は総選挙のあとに始まる。それまでは高みの見物を決め込めばいいだけの話だ。

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