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2009年05月10日

 政権交代を否定する朝日新聞


 私がメルマガで朝日新聞の変調を書いた時、すかさず多くの共感のメールが寄せられた。

 しかもその共感のメールは、いずれも長年朝日を愛読してきたという朝日ファンからのものだった。

 いかに朝日が読者を裏切りつつあるかということだ。

 そして、5月8日の朝日新聞は、ついにここまできたか、と言うものであった。

 「あえて問う 政権交代は善なのか」という見出しの「オピニオン 政治衆論」という特集記事が、一頁全面を使って組まれていた。

 この特集記事は、今井貴子(成蹊大法学部助教授)、御厨貴(東大先端科学技術研究センター教授)、牧原出(東北大大学院法学研究科教授)、そして司会役の薬師寺克行(朝日新聞論説委員)の4氏による対談形式をとった論評だ。

 その論調は、一見まともな体裁を取っている。すなわち、政権交代の長所は政権の刷新性であり、日本政治に競争原理が導入される点であると言い、短所は政策の継続性が失われる事にともなう混乱だ、競争原理が行き過ぎると政局中心主義に陥る(薬師寺)、などとバランスをとった言い方をする。

  しかし紙面を注意して読むと随所に民主党批判や政権交代への否定的物言いが表出している。まるで読者に対するサブリミナル効果を狙っているかのようだ。

 「民主党には政権を取るための準備が足りない。とすれば、現在の日本は政権交代をしなければいけないほどの危機にあるのか、いま一度考える必要がでてくる」(牧原出)。

 「日本のメディアはともすれば、政権交代がア・プリオリに『善』であるとしてきたが、なぜ善なのか」(薬師寺克行)。

 「小沢氏の発想は『まずは政権を取れればいい。自分のその後の行動を縛る公約などいらない』というものだ。彼の限界は自民党の旧来の擬似政権交代システムを外部化し、自民党と民主党との間で権力闘争を展開すれば事足れり、としている所にある」(御厨貴)、

 などなど。

 極めつけは牧原出の次の言葉だ。

 「自民党が自己改革するなら、政権交代は必要ないという議論が強まりかねない」

  この企画をつくった薬師寺は、同時にまた対談のプレーヤーの一人であり、かつ編集者だ。いわばこの記事のプレーイングマネージャーである。

 彼がつけたに違いない見出しの「あえて問う 政権交代は善なのか」というタイトルこそ、小沢民主党による政権交代に朝日は断固反対する、という意思表明である。

 ついに朝日新聞はここまで来てしまった、という事である。

朝日の読者離れは加速していくだろう。いや、ひょっとしたら朝日新聞はメディアから消えていくかもしれない。
    
      

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