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2008年11月19日

いやな世の中になってしまった


 言いようのない不吉な時代の到来だ、あえて口には出さない人たちも、内心では皆そう思っているに違いない。

 突如として起きた厚生次官連続殺傷事件のことだけを言っているのではない。

 ひき逃げ殺人事件が相次いで起きるようになったことだけを言っているのではない。

 親が幼児を殺し、子供が親を殺す、そういう事件が後を絶たないことだけで、そう言っているのではない。

 11月19日の毎日新聞の書評欄で見つけた次の言葉を読んで、あらためていまの世の中に思いを巡らせてみた。その後に心に浮かんだ思いについて言っているのである。

  ・・・首都圏では連日のようにJRか私鉄のどこかで電車が事故でストップする。すべてではないが、人身事故が多い。原因のほとんどが自殺を図った結果である。
    年間3万人を超える自殺者がここ10年続いている。07年は3万3093人が亡くなった。98年以降いやな記録は続いている・・・

 健康問題とならんで経済・生活問題が自殺の主たる原因・動機でと指摘されて久しい。

 それが問題とわかっていながら、この国の政策は、その自殺者の数を減らす事が出来ないでいる。

 それどころか日増しに国民生活は困窮に追い込まれつつある。

 60歳以上の高齢者や働き盛りの30代の自殺が増加の一方だという。

 突如として起きたと思われる事件も、それよりもずっと前から、警告が発せられていたのではないか。

 何とかしなければ取り返しのつかない日本になってしまうぞ、という警告がなり続けていたのではないか。

 いまからでも遅くはない。

 政治家も官僚もこの国の指導者たちも、本気になって国民生活の蘇生に取り組まないと、日本という国は本物の不吉な国となるのではないか。

 今度の事件はそんな警鐘を乱打しているのではないか。

 皆で真剣に考えなければならないと思う。

 

 

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