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2008年10月22日

 ブログへの批判に応えて


 このブログに寄せられる声はほとんどが好意的なものであるが、勿論批判的なものもある。

 ただし、その数は極めて少ない。

 しかし、最近は、少ないながらも、批判的な声が増えてきた。

 これも、政局が流動的で、選挙が近づきつつあるからかもしれない。

 その事について少しだけ私の思いを述べてみたい。

 私は投稿にはいちいち個別的に返答をしない事にしている。

 だからこの際、一般論の形で私の思いを書くことでいささかなりともその返答に代えたい。

 その返答は、そのまま私のブログの基本的姿勢でもある。

 まずネット右翼というカテゴリーからと思われる批判がある。

 これは、死ねとか、馬鹿とか、お前は何者だとか、といった単純な罵声であり、不思議なことに自公政権や外務省批判を行なうと、寄せられる。

 しかしこれは単純な罵声だけであるから意に介さない。

 むしろ私には右翼と心情的に近いところもあり、中には共鳴できる意見もあるので、ありがたく批判を傾聴させてもらっている。

 その他の批判的な声は、特定政党のシンパと思われるものからだ。

 日本共産党の批判をすると、てきめんに反発の声が寄せられる。

 これについては残念に思う。

 政策的には私は日本共産党のそれともっとも近いと思っている。

 唯一私が相容れないのは、共産主義体制を目指すところと、自由な意見を封ずる「民主集中制」である。

 これは私の信念に反するものであるので、仕方がない。

 日本共産党がこの二つを捨てて、国民のための政党となるのなら、まさしく私のめざす政党である。

 日米軍事同盟がますます強化され、憲法9条が踏みにじられようとしている日本を目の前にして、日本共産党が、ひろく一般国民から支持される政党になることを期待するのみである。

 批判の中で一番多いのは、明らかに民主党支持者からと思われる批判である。

 それは一口で言えば、ここまで来ているのであるからまず政権交代をすべてに優先すべきだ。それなのに水をさすような民主党批判はやめろ、というものである。

 私は、このブログで繰り返し書いているように、政権交代を最優先しているし、だからこそ民主党を応援してきた。

 しかし、私は政治家でもなければ特定の政党に属している政治活動家でもない。ましてや民主党に迎合して安易に政治家になろうとしているわけではない。

 私は、このブログで繰り返し書いているように、今のままの既存の政党、政治家では、日本を根本的に正しい方向に変える事はできないと思っている。

 その意味ですべての政党、政治家から自立し、一切の貸し借り、しがらみは無い。

 だからこそ自分の思いをそのまま書けるし、書いている。

  それでも私は既存の政党の中では民主党に頑張ってもらって政権交代を実現してもらいたい。

 そして、それでも私の気持ちは揺れ動くのだ。

 たとえば次のような事実を知ると、それでいいのか、と思ってしまうのだ。

 10月21日の毎日新聞の記事からの引用である。

 ・・・自衛隊の海外派遣に絡み、民主党の小沢一郎代表が「国連決議があれば海外での武力行使は可能だ」と主張している事に関し、民主党の直嶋正行政調会長は20日の衆院テロ・イラク支援特別委員会で「民主党が政権を取ればそういう方針で作業に着手する」と述べ、政権交代後に必要な法整備をすることにより、政府の現在の憲法解釈を実質的に変更する考えを示した・・・

 もしこの記事が正しければ、私は民主党を支持する事はできない。これでは自民党との大連立だ。

 いくら政権交代をすべてに優先するといっても譲れない一線は、私にもある。

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2008年10月22日

八百長相撲と裏金づくりに共通するもの

 10月22日の産経新聞「断」というコラムでスポーツジャーナリストの二宮清純氏が八百長相撲の問題について次のように書いていた。

 ・・・どこが「無気力相撲」であるか否かを判断するのか。現役の親方衆の集まりである「相撲協議監視委員会」がこの任務を負う。要はこの委員会がしっかりしていれば、毎度毎度の八百長騒ぎにファンまでもが付き合わされる事はないだろう・・・委員が身内の親方衆で占められているようでは世間からの疑惑の視線を払拭することはできまい。(監視委員を外部から登用するぐらいの)思い切った事をやらなければ土俵にかかった霧は永遠に晴れない。たとえ講談社との裁判に勝ったとしても・・・

 この記事を読んだ時、私は今世の中を騒がせている公金裏金問題の事が頭に浮かんだ。

 今回の地方自治体の裏金は、会計検査院の指摘によりもはや地方自治体自身も認めざるを得なかった。しかし裏金問題疑惑は警察や検察にまで蔓延している事が報じられて久しい。

 それだけではない。社会保険庁の記録改ざんをはじめ今日次々と明らかにされる公官庁の不祥事は、つまるところは組織的犯罪疑惑である。

 相撲界の八百長疑惑と裏金不正使用など公官庁の犯罪疑惑の共通点はどこにあるか。

 それは、もしそれが事実であれば、いままでの通念が根底からひっくり返る事になるという問題の大きさ、深刻さにある。

 我々はいいように騙されていたという問題の衝撃度にある。

 実際のところこの問題に白黒をつけるには容易ではない。

 長年にわたり、あまりにも多くの責任者が関与してきた事により、組織全体、国家体制全体を、罰しなければならないからだ。

 もしそれを本気で行なおうとすれば、たとえば米国の司法取引のように、罪を免除するかわりにあらゆる権力を放棄させる、つまり権力構造を総入れ替えする、という平和的革命しかない。

 しかし、権力者は死んでも権力を手放そうとしないだろう。

 権力内部関係者の間による裁定で、物事を曖昧にしたまま、一部の者の処罰で幕引きしようとするであろう。

 革命は尋常のことでは起こらないのだ。

 この深刻な問題について、白黒つけろと私は今ここで叫ぶ気にはなれない。

 何かにつけて権力の悪をあしざまに批判する私にしては、豹変したかのような歯切れの悪さである。

 それを承知でそう言っている。

 出来るものならすべての責任者を処罰、追放したい気持ちだ。

 しかし、一人の人間がそう主張する事は、あまりに大きな問題である。

 権力者の自発的反省と彼らの良心に訴える事しかないのだろうか。

 ただここでひとつだけ書いておきたい事がある。

  それは、本気で最後まで巨悪を追及する意思も覚悟もない野党やメディアが、内部告発者をやたらにメディアに登場させ、追及ごっこを繰り返す事だけは辞めるべきだ、ということである。

 ただでさえ自分を厳しい状況に追い込んだ内部告発者である。

 彼らの名誉回復とその後の人生に何もしてやれることもないのに、利用するだけではあまりにも残酷である。

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