国民に背を向ける日本経団連
日本の大企業経営者たちは、労働者に背を向けた連中の集まりである。
こう書けば日本共産党の主張のように聞こえる。
しかし、共産主義の信奉者でなくとも、そう思わざるをえない。
9月17日に公表された日本経団連の政策評価を見ての感想である。
18日の各紙は、日本経団連が公表した「平成20年度政策評価」なるものを一斉に掲載した。
会員企業、団体が、自民、民主両党に政治献金する際の判断材料であるという。
おかしな話だ。会員企業・団体がどの政党を支持しようが自由であるはずだ。
ところが日本経団連という組織は、どの政党に政治献金すべきか、その指針をつくって会員企業、
団体に押しつけるのだ。
会員企業、団体も従順なものだ。
政治という最も自己主張すべき場において、自らの意見を述べずに組織の決定に従う。
極めて日本的だ。
07年度の経団連の会員企業・団体による政治献金額は、自民党29億1000万円に対し、民主
党へはたった8000万円だったという。
日本の企業のこの政治的偏向性をどう解釈すればいいのか。
ここまで自民党の政治が行き詰まっているというのに、そして政権交代を望む一般国民の意識が
かつてないほど高まっているというのに、日本経団連は、政策の殆どすべてにおいて自民党の政
策を評価している。民主党のそれに落第点をつけている。
驚くべきはその評価の理屈づけである。
政局に走るあまり、政策実現に主体的に関与していない、として落第点
ガソリン税の暫定税率を一時失効させ、国・地方の予算執行に支障を生じさせたとして落第点
社会保障制度改革は財源が不明確であるとして落第点
残業代不払いのホワイトカラーエグゼンプション導入に反対したから落第点・・・
要するに民主党はすべてだめ、徹底した自民党応援団なのだ。
このような日本経団連という企業の集合体組織とは、一体何なんだ。
そういえば御手洗日本経団連会長の会社キャノンは、偽装請負疑惑で追及されている会社だ。
御手洗会長自身も、大分キャノン工場建設契約で裏金疑惑を指摘されていたりする。
権力に寄り添わなくてはならない事情があるのかもしれない。
