米大統領選挙の民主党政策綱領の中で、ついに核廃絶が公約される時代が来た
米大統領選挙の民主党政策綱領の中で、ついに核廃絶が公約される時代が来た
17日の各紙は、25日から開幕する米大統領選挙の民主党全国大会で採択される政策綱領の中に、「核兵器のない世界をめざす」と明記された事を報じている。
この記事の重要性はいくら強調してもし過ぎる事はない。ついにこういう時代がやってきたのだ。
この政策綱領を一番詳しく報じたのは毎日新聞であった。その原案(51ページ)を入手して次のように書いている。
・・・「米国は核兵器が存在する限り、強力で信頼性のある抑止力を維持する」とする一方、「核兵器への依存を減らし、究極的にすべての核兵器を廃絶する事で米国は安全になる」と指摘。米政府としてこの方針を各政策の中心課題に置き、「米国は具体的な行動を取る」と強調した・・・
これは大統領選挙に向けた公約である。民主党が政権をとれば米国の政策になるべきものなのだ。
いくら選挙のための政策綱領であっても、一国の総理が、「公約などたいしたものではない」などと言い放っても許される日本と米国は違う。
政権をとった後でそれに反する事を公然と行なうようであれば、米国のメディアや国民は許さないであろう。
私が政治家であれば、今すぐ米国へ飛んでいって、民主党の政策綱領起草者たちと話し合いを進めるだろう。
民主党が政権を取った暁には、核廃絶に向けて、ともに世界に向けて行動を起こそうではないか、唯一の被爆国と唯一の核使用国が協力して、世界に核廃絶を訴えた時、誰もそれに反対できるはずはない、と。
核廃絶が実現されても戦争はなくならない。
核兵器が廃棄されても大量殺戮兵器は存在し続ける。
そういう声が聞こえて来そうだ。
しかしそれはためにする議論である。
核廃絶が実現すれば世界の安全保障体制は一変する。
軍縮に対する考え方が根本的に変わる。
米国の核の傘に頼らざるを得ない、だから対米追従は仕方がない、などという発想が意味を成さなくなる。
もし本当に核廃絶が出来たなら、間違いなく世界は変わる。
日本も核武装すべきだなどと公言する政治家や、日米同盟は何にもまして日本外交の基軸である、などと、根拠なく言い続ける政治家には、私ははじめから期待はしていない。
しかし、核兵器廃絶を唱え、護憲を叫んできた政治家たちに、私は問いたい。
お題目を繰り返して事足れりとするのではなく、地球上から核を廃絶する事を本当に望んでいるのなら、今をおいて行動に出る時は他にはない。なぜ行動しないのか、と。
いまこそ米国を動かして、核のない世界をつくる千載一遇のチャンスだ。
日本の国内世論を動かし、アメリカや世界の核廃絶を願う市民に働きかける。
その行動に政治家としての使命を果たす政治家が果たして一人でもこの国に出てくるか。
私はそこに注目していきたい。
それを行なおうとしない護憲政治家を私は一切信用しない。