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2008年07月25日

スポーツジャーナリスト二宮清純の嘆き


 スポーツジャーナリスト二宮清純の嘆き

  一般の国民には信じられない事だろうが、私にはさもありなんと苦笑して読まざるをえなかった記事を、25日の産経新聞に見つけた。

  スポーツジャーナリスト二宮清純氏の手によるコラム「断」である。

 外務省のゴシップ話に過ぎないが、興味深かったのでこのブログで書いてみる。

  野茂が引退を表明した事から、その野茂にまつわる13年前の話を、「もう時効だから書いてもいいだろう」と前置きして、二宮清純氏は次のようなエピソードを披露していた。

  渡米したその年、野茂はオールスターゲームに、ドジャース監督推薦で選ばれた。

  二宮氏が宿泊していたホテルに深夜外務省の職員から電話がかかってきたという。

 「あなたが二宮さん?ちょっと頼みがある。村山首相(当時)から野茂選手宛の親書を預かっているのだが、お渡し願えないか?あなたは野茂選手と親しいと聞いている」

 面識も何もない外務省職員からのいきなりの慇懃無礼な電話に、二宮氏は次のように答えた。

 「そんな重要なものは預かれない。ご自身でお渡しになればいいじゃないですか」

  一旦は引き下がったその職員から、今度はうってかわって丁寧な言葉遣いで、数分後再び電話がかかってきた。

 「実は野茂選手の宿泊しているホテルがわからないのです。何とかお願いできないものでしょうか」

  仕方ないので引き受けた。翌朝、親書を受け取ると、差出人の名が「MURAYAMA]ではなく「MURIYAMA」とスペリング間違いになっていた・・・

  二宮氏はそのコラムを次の言葉で締めくくっている。

 「・・・それは笑い話だからいいのだが、後で心配になった。外務省の・・・能力はその程度なのか・・・あれは特例中の特例であったと思いたい・・・」

  外務省の名誉のために言っておく。外務省の職員のすべてがこんな職員ばかりというわけではない。

  しかし、特例ではない。よく見られる外務省の普通の仕事振りなのである。

  今日25日の新聞で外務省幹部の定期人事異動が出ていた。

  すっかり若返って、知らない職員までもが幹部になる時代になった。

  しかし、その顔ぶれをみて、こんな奴でも幹部になるようになったのかという思いであった。

  その中には、二宮氏が「特例中の特例と思いたい」ような仕事をしてきた者が確かにいる。

  

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