Font-size: small medium big

Blog Calendar

サイト内 検索

 


 人気blogランキング(政治)に参加しました、応援お願いします。 人気blogランキング

2008年03月08日

 「漁船がイージス艦をよけるべきだ」と公言するジャーナリスト

  「漁船がイージス艦をよけるべきだ」と公言するジャーナリスト

  花田紀凱(かずよし)というジャーナリストがいる。週刊文春編集長や朝日新聞社の雑誌を手がけたりしているから、一応ジャーナリストと呼んでおこう。

 その花田氏が、8日の産経新聞、「週刊誌ウオッチング」で次のように書いていた。

 ・・・事故当初から言っていたのだが、大きい船と小さい船が接近遭遇したら小さい船がよけるべきだ。小さい船の方が身軽で、舵も切りやすいし、スピードも落としやすいのだから。
    自衛艦批判に急で、こういう意見が出ないところが日本のジャーナリズムの限界だ・・・

  ・・・週刊新潮(3月13日号)は、ズバリ・・・漁師仲間のひとりがこう語っている(ことを紹介していた)、
 「・・・大型船には近づくなっていう、不文律みたいなもんがあるんですよ。大きい船がずーっと走ってきたら、小さいほうが避けると。だって、図体がでかい船は小回りがきかない・・・それにでかい船にぶつかっても、やられるのは小さいほうなんだから、命がいくつあっても足りない。だから、小さいこっちが避けるんです。それが鉄則っていうか、漁師の常識なんです」
 その「漁師の常識」を今、誰も口にできない「空気」が日本に満ちているわけである。
 今週随一の正論だ・・・・

  これが花田氏の言うように本当に正論ならば、なぜ福田首相はそう言わなかったのか。石破防衛大臣はそう言わなかったのか。メディアはそう書かなかったのか。漁師仲間はテレビの前でそう言わなかったのか。そもそも本当に漁師たちはそう言っているのか。週刊誌の丁稚上げではないのか。そもそも接近遭遇したら船の如何を問わず右に舵を切って避けるという国際ルールがなぜ存在するのか。

 言論の自由が認められているありがたい日本では、どんな暴論も許される。顔写真入で堂々とこうした主張をする花田氏はいい度胸だ。そんな花田氏の暴論を連載する産経新聞も見上げたものだ。

 おそらく花田氏も産経新聞も、自分たちの立ち位置をわきまえているのだろう。暴論を好む一部の読者に受ければ十分ジャーナリズムの世界で生き残っていけると。それを売り物にして食っていけると。

 ジャーナリズムの劣化だ。娯楽化だ。商業化だ。そこから学ぶものは何もない。

Copyright ©2005-2008 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2008年03月08日

派遣先探しが優先する日本のPKO


  派遣先探しが優先する日本のPKO

   8日の朝日新聞は、訪日中のカンボジア副首相が、カンボジアがPKO(国連平和維持軍)を派遣しているスーダン南部の治安情勢が緊張していると述べたと報じている。

  この記事を読んだ日本政府関係者は、さぞかし困惑しているに違いない。

  それというのも、7日の日経新聞では、政府は自衛隊のPKOへの新規派遣先として、スーダン南部を有力候補地として絞り込んだという記事があったからだ。

  その日経記事によると、こうだ。洞爺湖サミットではアフリカ支援が主要議題の一つ。サミット前にスーダンに自衛隊を派遣できれば、福田首相が掲げる国際貢献を世界にアピールできる。

  防衛省は治安情勢を見極めたいとしているが、高村外相や町村官房長はなんとか実現したいと思っている。だから、来日中のスーダンの大統領補佐官と話し合い(高村外相)、どんな協力ができるかスーダン政府と話し合って決めたい(町村官房長)と一生懸命なのだ。

 この一例が日本のPKO派遣の正体を端的に物語っている。日本のPKO派遣は、紛争国や国際社会の要請に応じて派遣されるのではない。紛争解決や防止のために派遣されるのではない。日本の国際貢献をアピールするために派遣されるのだ。

 だから、いくらNATOや米国から求められても、危険なアフガンやイラクには派遣しない。安全なところを必死で探して派遣しようとする。

  しかし安全な紛争地などありえない。安全なところを探して自衛隊を派遣しても、国際社会は決して評価しない。

  日本のPKO派遣は日本の都合による一人相撲なのだ。

 

Copyright ©2005-2008 www.amakiblog.com
人気blogランキング