Font-size: small medium big

Blog Calendar

サイト内 検索

 


 人気blogランキング(政治)に参加しました、応援お願いします。 人気blogランキング

2007年05月31日

軽はずみな発言を繰り返す安倍首相

 軽はずみな発言を繰り返す安倍首相

  ここに来て安倍首相の不用意な発言が目立つようになった。直近の例は松岡前農相の自殺に際して、記者団に答えた次の言葉だ。
「・・・捜査当局から松岡大臣や関係者の取り締まりを行なっていたという事実もないし、これから取調べを行なう予定もないと、このような発言があったということを承知しています・・・」
歴代首相は捜査自体に言及する時は慎重であった。安倍首相のここまで踏み込んだ発言は異例である、それは広義の指揮権発動にもつながるおそれすらある、と31日の東京新聞は「こちら特捜部」で取り上げている。
  しかし私はやはり安倍首相が今年3月の防衛大学の卒業式で述べた訓辞の言葉を重大視したい。安倍首相は「慎重と自制を説く忠言が、いかに致命的危険の主因となりうるか・・・」というチャーチル回顧録からの言葉を紹介した上で、「将来直面するであろう危機に臨んでは、右と左を足して二で割るような結論が真に適合したものとはならない・・・思索し決断する幹部であってほしい」と述べた。
  この発言については5月18日に行なわれた党首討論においても小沢民主党代表がシビリアンコントロールの観点から問題提起をしていたが、メディアは取り上げなかった。
   しかし「実業界」という月刊誌の6月号で、小島秀樹という弁護士が、「この言葉だけでも内閣は総辞職すべき」重大な発言であると次のように書いていた事に私は注目した。この事をブログで取り上げるためだけの目的で、670円を払ってこの雑誌を買って、今こうして書いている。
  すなわち1938年、時のチェンバレン英国首相は、ヒトッラーの「これが最後の領土的要求である」との言葉を信じてチェコスロバキアの一部であったズデーテン地方のドイツへの割譲を認めた。いわゆる「ミュンヘン宥和」であり、その後のヒットラーの増長を許したという歴史的事実である。そしてこれが国際政治を語るときに強硬派が決まって持ち出す、国際協調論者に対する批判の根拠である。
 チャーチルの言葉もまさに前任者の軟弱外交を批判した政治的発言であるのだが、、小島弁護士は、そのチャーチルの言葉は当時の経緯に照らし、英国民に向けられた発言としてはよく理解できるとした上で、しかし日本の当時の状況は異なると次のように述べるのである。
「・・・日本はどうであったか。満州事変は時の関東軍参謀石原莞爾が計画し、板垣征四郎参謀が、内閣の事前の承認なく、本庄繁司令官に承認させて実行した。36年の日中事変も、39年のソ連極東軍とのノモンハン事件も、現地での軍の衝突から始まっている。海軍の青年将校が犬養首相を暗殺した5・15事件、その後陸軍青年将校による2・26事件は帝国議会を沈黙させ、軍が政府を壟断することになる。それが真珠湾攻撃への序章となったことは疑いがない。つまり日本の軍部は政治家をテロで脅して手足を縛り、大局観・世界観を持たない東条をして対米戦を決断・実行させた。われわれが前後60年、大切に育て守ってきた価値とは、視野狭窄の軍人を政治から徹底的に排除して、国民から選ばれた議員、なかんずく内閣総理大臣を中心とする政治家が政治決定を行なうという議会制民主主義の政治理念ではないのか・・・」と。
  そして小島弁護士は次のように激しい言葉で結ぶのである。
   「・・・よりにもよって、将来の自衛隊幹部に向かって、『主体的に決断する幹部であって欲しい』とは何ということを言うのか。自衛官は如何に高い地位についても、国民の代表たる内閣の政治的決断に依存すべきであって、自ら『決断』してはならない。
  安倍訓示に対して大新聞やTV報道はなんら批判していない。厚生労働大臣の『女性機能論』には大キャンペーンをはった日本の主要メディア幹部のレベルを思う。安倍訓示をつくった役人のレベルも同じか。(そんな安倍首相を後任の宰相として)ふさわしいと思った小泉前総理にも身震いするのは私だけであろうか。

Copyright ©2005-2007 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2007年05月31日

反戦ママの引退宣言とブッシュ大統領の言葉

  反戦ママの引退宣言とブッシュ大統領の言葉

  昨日のブログでも書いたが、「反戦ママ」シンディ・シーハン(49)さんが引退宣言をしたというニュースが流れた。イラク戦争に関心のある人なら彼女の名前を知っているはずだ。04年にイラク戦争で24歳の息子を亡くしたシーハンさんは、ブッシュ大統領の農場があるテキサス州クロフォードで面会を求め、座り込みを続けて戦争停止を訴え続けてきた。その行動が全米で反イラク戦争の世論を盛り上げ、反戦運動の象徴的存在になった人だ。
  自らのブログで引退宣言をした彼女の次のような言葉を知って、改めて反戦運動のむなしさを感じる。「息子の死は無駄だった。イラクで何人が死亡するかよりも、テレビのアイドル番組で誰が優勝するかを気にする国のために息子は死んだのだ」、「民主、共和両党は人命を使って、政治遊びに興じている」、「米国よ、さようなら。私がいくら自分を犠牲にしても、国民が望まなければこの国は変えられない」、「家に戻り、母親となり、残された子供たちと一緒に過ごしたい」。
  ベトナム戦争のときに盛り上がった米国の反戦運動はどこへ行ったというのだろう。それともあの時は徴兵制であったため、自分や家族が犠牲になることが嫌だったので反対したに過ぎなかったのか。
イラク戦争を始めた米国の世論がこれだから、イラク反戦の盛り上がりが世界に広がらないのは無理だと諦めるしかないのか。日本で平和を語る事が少数派にとどまるのも無理はないというのか。
 いや、決してそうではないはずだ。この戦争に反対の声をあげない事は間違いだ。心の中の良心の声から逃げ続けることだ。何があっても戦争は間違いだ。それを言うことは正しいことなのだ。当たり前のことなのだ。ためらうことは何もないのだ。
  「イラクの夏は流血を伴う・・・」。これはブッシュ大統領が報道陣を前にして平然と口にした言葉だ。民主党からの撤退要求に対し、9月までに兵力を増強し、最後の掃討作戦を行なってイラクの治安を回復させるとの決意の表明である。どこまでイラク人を殺せばすむのか。自国の若い兵士たちに犠牲を強いるのか。
 そのブッシュ大統領は今、米国連邦検事8人の不当解雇疑惑で窮地に立っている。ブッシュ大統領の信認の厚いゴンザレス司法長官が、「検事や移民担当判事の任命に際しては政治的判断を禁じる」という国家公務員法に反して、民主党に近い連邦検事8人を解任したと非難されている。ブッシュ大統領の関与が疑われている。ゴンザレス司法長官の側近であったモニカ・グッドリングは「私は一線を越えた」と5月23日の下院司法委員会で証言した。
 ブッシュ政権の誤りが咎められるのはもうすぐだ。そのブッシュ政権を今こそ批判すべきだ。それが出来なくても、崩れ行くブッシュ政権から距離を置くことは、日本政府の最小限の責務である。

※26日街頭演説@数寄屋橋
26日 天木直人-街頭演説@数寄屋橋
http://www.youtube.com/watch?v=qtyCbaz2vp0

Copyright ©2005-2007 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2007年05月30日

私はあなただ。あなたは私だ⑤

私はあなただ、あなたは私だ⑤

  ブログへのメールが急増してきました。熱烈なメールが私のもとに寄せられています。もはや私の手を離れて一人歩きし始めました。文字通り「私はあなただ、あなたは私だ」の世界が生まれつつあるのです。今後どのように発展していくか分かりませんが、自分で騒ぎを起こした以上、出来るところまでこの動きを発展させて7月22日まで頑張り、その結果を問わずこの動きを責任を持って継続させていこうと思います。
  もはや重要な事は、7月22日の後だと思います。もし何らかの奇跡が起きて例えば私が当選するとします。その翌日から私は国会での政治活動というよりネットを通じた政治活動であたらしい世界の実現に向けて走り出すわけです。それは私が描いていた一つの夢に実現なのですが、それをどう進めていくか真剣に考えなくてはならない、そう思うともはや選挙のことよりも、これから発展していくネット上での集票活動、その後の「新しい世界」の構築をどうしていけばよいかという事のほうがはるかに面白く、夢のあることのように思えてきました。私はネットの専門家ではありませんから、しっかりした専門家を右腕として持つ必要があると思っています。
  お気づきのように今日のブログだけは「です、ます」調で書かせていただきます。明日からはまた、元にもどるつもりですが、とりあえず今日は読者の皆さんに私の思いを語りかけるつもりで「です、ます」調にしました。読者というよりも、もはや、支援者、または、「私はあなただ、あなたは私だ」という国民的運動の参加者、と言ったほうがいいとさえ思います。要するに「あたらしい日本」、「もう一つの政治」、「もう一つのメディア」、「9条の下に集まる共同体」などなど、名前は色々つけられるでしょうが、そういうプロジェクトを皆で創っていくというという事だと思います。そのきっかけを起こしたのが私であり、それをなんとか軌道に乗せて見せたいと思いますが、その後は私より若くてエネルギーがあり、志の高い後継者を見つけ、さらに発展させて行きたいと思いは膨らみます。
  しかしそれにはまず9条ネットの動きを全国に周知させなければなりません。それは読者の助言と協力を得て十分に可能であるとの思いを強めつつあります。思いつくままに今私が皆さんにお伝えしたいことを以下に書いていきます。
① 皆さんから寄せられたすべてに目を通しているのでメールを送られた読者はそのつもりでご安心ください。どうしても返答しなければならないものについては極力返答するつもりですが、今後はそれさえも困難になると思われますのでこの点あらかじめご了承ください。とにかく読者の熱烈な声援に押しつぶされそうで、私は実は俗物で食わせ者なのだと自分では思いますが、当分の間は私は「正義の味方」のように振舞って、このプロジェクトのリーダーとして成功に向けて走り続けます。
② 私は今でも、これまでのように時事問題についての解説記事を書き続けていきます。本当はそれこそが私の本意であり得意とするところなのですが、これからは「私はあなただ、あなたは私だ」というプロジェクトに実現に向けた発信が重要になります。その発信の一つとして、時事問題についても必ず書いて行きます。
③ これからは街頭へ出て通常の選挙活動をすることが多くなると思いますが、それはそれとして、世間の注目を惹くようなやり方について色々な助言を頂きました。その中でとりあえずこれから私がやろうとしていることを書いてみます。まずこのブログをできるだけ広める事が重要であるという助言に基づいて、「きっこの日記」、と「灰色のベンチから」にアプローチして協力をお願いしようと思っています。この二つのブログは私がもっとも注目していたブログで、平和、正義の実現といった根本的なところで思いは同じような気がしていました。私のブログよりはるかにアクセスが多いので、ぜひともネット上の支援を得たいと思っています。
④ 次に9条ネットのイデオロギー色をなくし、政治に距離を置く一般大衆の関心を集めるという観点から、全国意的に知名度のある人に参加を呼びかける、これを私自らがやってみようと思うのです。これまでも何人かの著名人に協力を呼びかけてきましたが、応援はするけれど自分の名前が表に出るのは勘弁という人がほとんどでした。しかし候補者にならなくても何らかの形で名前を出して支援してもらえれば9条ネットも随分広まると思います。かつて少しだけ付き合いのあった「夜回り先生」の水谷修に6月1日大阪で会う約束をしています。そのまんま東知事には何らかの形で「あなたこそ憲法9条を守ろう」と呼びかけるにふさわしい人だ、9条ネットを支援してくれないかと国民の前でメッセージを送ってみようと思っています。
⑤  メディアに取り上げてもらうことにより知名度を上げるようにすべしという助言も多く寄せられています。これはその通りですが、メディアが取り上げるかどうかは鶏と卵のようなところがあって、国民の間の関心が高まればメディアも取り上げざるを得ないという形にもっていくことが出来れば成功です。
     あとはやはりブログの機能を向上させて、これからはユーチューブを使って画像で活動状況を報告すると言うこともはじめたいと思います。今の心境としてはいつでも辞めるつもりで書き始めたブログが、こんな形で読者を巻き込むことになるとは思いもよらず、大変なことになったなあというのが偽らざるを得ない心境ですが、その一方でひょっとして歴史的な使命を帯びた重要な事をはじめたのではないか、という、いつもの通りの、過剰なまでの自信を持って自らを奮い立たせています。もはや目的実現に向かって走り続けるだけとなりました。
 本日のCNNニュースで米国のイラク戦争反対の活動を続けていた反戦母親シーハンさんが、「いくら頑張ってみても米国には通じなかった」という言葉を残して活動をやめる宣言をしたというニュースが流れました。彼女でさえもそういう思いを抱いたのか、米国でさえも(というよりも米国だからなのか)反戦運動は通じなくなったのか、というまことに悲しく、残念なニュースでした。しかし私は、イラク戦争を支持した日本政府は間違いであった、これ以上米国への軍事協力は進めてはならないという国民意識の覚醒を、これから日本で実現させて、シーハンさんのこれまでの努力に応えたいと決意をあらたにしたのです。私はあなたです、あなたは私です。

 カンパを頂いた方にはこの場をお借りして感謝します。これからカンパいただける方にはあらためて協力をお願いします。その志は決して無駄にはしません。

1 銀行振り込み
栃木銀行 三島支店
普通預金口座 店番号 081
口座番号 2234551
名義   天木直人

2 郵便振込み

振替口座   00140-5-706486
名義      天木直人

3 PayPal: naoto@amakiblog.com  
  

Copyright ©2005-2007 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2007年05月29日

復興援助という名の金のバラ撒き

復興支援という名の金のバラ撒き

  最近の外務省幹部たちは、やるべき仕事がなく手持ちぶさたにしているに違いない。こういうと読者は怪訝な顔をするかもしれない。重要な外交案件が山積しているではないかと。それはその通りである。しかしそれらの一つ一つが行き詰まっている。解決する知恵も外交力もない。それでもメディアが騒いでくれているうちはまだいい。メディアの注目をあびるうちはそれで仕事をしていると錯覚できる。国民もそう思って外務省の仕事振りを報道してくれるからである。しかしそれもなくなった。プレスに注目されなくなるととたんに外務省の仕事が見えなくなってくる。寂しがって「プレスが書いてくれる事を考えなければならい」となるのである。これは私が外務省にいた時の体験から話していることだ。
  具体的例を示そう。北朝鮮を巡る北朝鮮問題である。靖国問題を巡る日中関係の問題である。かつての国連安保理加盟問題である。普天間基地移設問題である。そのいずれもが連日のニュースで流れる日がかつてはあった。ところが今ではニュースにならなくなった。六カ国協議は完全に米朝の問題に移ってしまった。小泉前首相の手で破壊された日中関係はとりあえず収まった。国連安保理改革は凍結された。米軍再編問題はもはや交渉する話ではなくなった。あとは防衛省が実施するだけである。いずれも我々の生活になんのプラスももたらさない状況であるのに、メディアの監視対象外に置かれて忘れ去られていく。
  外務省の当面の仕事は6月の主要国首脳会議である。しかしこれがまた中身のない政治ショーになってしまっている。しかも今回のサミットの主要議題は環境問題、国際金融問題、自由貿易協定などであり外務省の権限の及ばないものばかりである。まったく出番がないのだ。
  そこで外務省はいつもの手を使う。つまり援助だ。これは手っ取り早い。誰も文句を言わない。外務省だけで勝手に決められる。受け取るほうは決して文句は言わない。そういう訳で、5月28日の産経新聞一面にパキスタンのアフガン国境地域開発に数十億円の支援を行なうという記事がのることになる。麻生外相が5月30日にドイツで開かれるG-8外相会議で表明するという。外務省が産経新聞に意図的にスクープさせて書かせたのだ。宣伝させたのだ。
  その裏にはさらにまた次のような事情がある。アフガンは反米テロ勢力が猛烈な勢いで巻き返している。混乱の極みだ。本来は自衛隊の派遣によって治安確保に向けた協力をしなければならないところを、さすがに自衛隊に危害が及ぶため、再三にわたるNATO、米国の要望にも関わらず断わり続けている。その代わり、援助資金だけはバラまくというわけだ。それを麻生外相のサミットへの手土産にしようとしているのだ。
  しかしこれはあまりにも安易なやっつけ仕事だ。パキスタンとアフガンの国境はイスラム原理主義勢力タリバンの拠点であり毎日のようにアフガニスタン越境テロが繰り返されている。開発計画を支援し、タリバン浸透の芽を摘むのが狙いであると、まことしやかな理由をつけているが、血税の無駄遣いである。かつて私が経済援助の担当をしていた時、援助が紛争地域には決して行なわない、行なえない、という大原則があった。それはそうだろう。紛争地域に援助したところですぐに破壊されるであろうし、そもそも紛争地域への援助資金の供与は政治目的に使われる事が明らかであったからだ。効率的な援助を確保できる状況にはないからである。そもそも紛争の一方に援助するということは紛争に関与する事になる。
 それが今では日本の援助政策はすっかりゆがんでしまった。開発計画も不明なままに、ただただ金をばら撒いて、戦争への協力要請を金の力でかわすためだけの援助である。それを復興援助と詐称しているのだ。パレスチナに対する援助もサマワの人道援助もすべてはそれだった。もっとも筋の悪い援助資金の使い方だ。その血税を正しい人道援助に使うならば、どれだけ多くの関係者が喜ぶか計り知れないのに。

Copyright ©2005-2007 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2007年05月29日

安保(軍事)関係者の暴走が知らない間に進んでいる恐ろしさ

 安保(軍事)関係者の暴走が知らない間に進んでいる恐ろしさ

 
  5月28日の東京新聞「新防人考」という記事は、9・11の同時多発テロ直後の自衛隊の行動の実情について、懸念を持って次のように振り返っていた。

・・・「海上自衛隊はいかなる支援も惜しまない」、「ありがとう、感謝する」。米中枢同時テロ直後の2001年9月11日深夜。石川亨海上幕僚長(当時)は、在日米海軍のチャップリン司令官(当時)に電話をかけた。支援は直ちに実行された・・・(その法的)根拠は防衛庁設置法の「調査・研究」。だが自衛隊の任務は日本防衛にある・・・米空母護衛は憲法9条で禁じた集団的自衛権行使に触れかねないきわどさがあった。実施前防衛庁内の会議は紛糾した。「根拠があいまいすぎる」と渋る背広組みの内局を、海幕が「日米同盟が崩壊してもいいのか」と説き伏せた。海上自衛隊は自衛隊の中で一番米国との関係が深い。『旧日本海軍の末裔』を公言する彼らは独立心が強く、日米同盟を支えているとの強烈な自負がある・・・しかし米空母護衛には誤算があった。首相官邸が「聞いていない」と不快感を示し、自民党内から「海自は調子に乗っている」との批判が上がったからだ・・・
  同時テロから8日後、小泉首相(当時)は7項目の緊急対応措置を公表した。この中に「米軍等への補給支援」があった。実は同じ項目は、海幕が独自にまとめた「海上自衛隊による支援策」にも書かれていた・・・当時防衛庁内局は小泉首相が示した7項目を全く知らなかった。対米支援に腐心する外務省が内局に相談することなく、たたき台をつくったからだ。「内局の考えた支援策は米国民避難のための政府専用機派遣。そんなニーズは米国にはない。だめだと思った」と元海幕幹部は振り返る。制服組はひそかに外務省と連絡をとりあっていた・・・
  01年11月9日、インド洋へ向けて海自艦艇三隻が日本を出発した。テロ特措法は国会審議中だったため派遣の根拠法は空母護衛と同じ、防衛庁設置法の「調査・研究」。違ったのは官邸がゴーサインを出していたことである。「海幕は裏工作をしている」。このとき内局に生まれた疑心暗鬼は今も消えず、澱のように沈んでいる・・・

 この記事は実に深刻で重大な日本の安全保障政策の実情を教えてくれている。それはシビリアンコントロールの崩壊である。防衛を任されている組織(軍隊組織)の内部分裂である。政府内部(外務省と防衛省)の権限争いである。これらはまさしく日本が太平洋戦争に突入して行った時の状況とそっくりである。しかも日本の対米軍事協力は当時(01年)に比べ遥かに広く、深く進展している。我々の知らないところでとんでもない対米戦時協力が一部の政府関係者の主導で進められているに違いない。それを政治が放任しているのだ。手遅れになる前に国民の手で自衛隊(軍隊)の暴走を止めなければならない。対米従属を優先し自衛隊(軍部)の暴走に加担する外務省の卑劣さを糾弾しなければならない。東京新聞のこの記事をきっかけにメディアがどんどんと我々に情報公開しなければならないのだ。

  

Copyright ©2005-2007 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2007年05月29日

私はあなただ、あなたは私だ④

私はあなただ、あなたは私だ④

 5月28日に「9条ネット」は二つの動きをした。一つは総務省の説明会に参加した。これについては29日の産経が次のように書いている。「・・・自民、民主、公明、共産、社民、国民新党、新党日本の7党以外では既に比例代表候補者を発表している「維新政党・新風」や「9条ネット」のほか、鈴木宗男衆院議員が代表を務める新党大地、女性党など・・・」
 もう一つは国会野党記者クラブで記者会見を開いた。これについては29日の朝日が次のように書いている。「・・・政治団体『9条ネット』は28日、参院選比例区に6人、兵庫選挙区に一人の計7人を公認すると発表した。すでに公認した。元参院議員の栗原君子・新社会党委員長ら3人と合わせ、比例区の名簿作成に必要な10名の擁立を決めた。」
 9条ネットは既に2月24日に最初の記者会見を開き、栗原君子元参院議員・新社会党委員長、鈴木渉元9条の会・北九州憲法ネット代表世話人、藤田恵元徳島県木頭村村長・みどりのテーブル徳島代表の三名を候補者として発表していた。共産党はただちに赤旗で新社会党が「9条ネット」を隠れ蓑として委員長を当選させようとしているなどと激しく非難した。右翼陣営からは左翼の悪あがきと冷笑された。
 そして今度の記者会見で7名の候補者を発表した。私のほかは次の通りである。
 石川一郎社会福祉法人月山福祉会理事長、小松猛元愛知県豊明市議会議員、小山広明前大阪府泉南市議会議員、ZAKIストリートミュージシャン、成島忠夫浜岡原発反対運動家、そして地方区から原和美元神戸市議会議員である。
  私はこれらの候補者について面識はおろかその信条や政治的こころざしについて知らない。初対面の人ばかりだ。正直言ってこのメンバーで風を起こす事は不可能な気がした。その理由はいくつかある。まず全員が善良な人たちばかりということだ。善良であるということは、すべての行動の最後の砦であると思っている。善意の人たちの集まりであるからこそ、私は失うものがある事を承知で最終的に参加を決意した。しかし後2ヶ月しかない選挙という修羅場にあって、善良だけでは戦う事は容易ではない。このような善良な人たちとどうやって力を合わせて戦っていけるか、それを思うと天を仰ぐ思いだ。もう一つの理由は、善良な人たちの集まりの常として、強力なリーダーシップが不在であるということだ。指揮命令も戦略作成も何もない。これは官僚組織という上意下達の世界で生きてきた私には驚くべき事である。これでは風は起こせないと思った。
  しかし今の私にはためらいはない。不可能と思われる事をどうしたら可能に出来るか、それを考えるだけだ。風を起こすことが出来ないのならば自分が起こすように頑張るしかない。
9条ネットに参加した人たちは、候補者に担ぎ出された人も、それを裏で支える人も、それなりの思惑と打算はそれぞれあるだろうが、基本的には善意の人たちである。平和を願い、憲法9条を守りたいと願う人たちである。だからこそ、彼らは、あるいは既存の護憲政党の組織の論理に弾き飛ばされてきた。学生運動に挫折した。世間は彼らを負け犬と呼ぶ。私もその意味で官僚失格の負け犬だ。しかし、私はつくづく思う。記者会見の後に何人かの人々と食事を共にして語り合った。立ち食い寿司の千円の食事代を割り勘で済ます普通の人たちだ。彼らの心には、しかし、もはや自らのエゴや邪心は消えつつある。純粋に善良な事に向かって微力を尽くしたいと言う謙虚さだけが残っているように見える。この組織を裏で支えている新社会党や全労協という組合活動家さえも、自らの自己主張を引っ込めて、9条ネットの成功を優先させようと思い始めている。ましてやそのほかの宗教団体とか市民活動家とか、文字通り、様々な境遇で人生を生きた、無力でバラバラな、しかし間違いなく善良なたちは、純粋な気持ちで9条ネットに参加している。
  それをまとめて全国の国民に9条ネットの存在を知らしめる、そしてそこへ無党派の支持を集中させて大きな動きを作っていく、これが私の役割なのだ。口には出さないが皆がそれを私に求めている。これは大変な重責だ。こんな事をする為に9条ネットに参加したつもりはなかった。しかしもはや私には迷っている時間も、後悔している時間もない。ここから出発するのだ。9条ネットを成功させる事がすなわち私の理想を実現することなのだ。ブログで書き続けてきた私の思いを実行することなのだ。そう考えると絶好のチャンスを善意の人たちの行動によって与えられたということになる。無理を承知でそう自分に思い込ませて、決意を新たにしている。「私には夢がある」という名せりふを吐いて米国の黒人市民運動に火をつけたマーチン・ルーサー・キング牧師や、27年間、孤島の牢獄生活から解放されて新生南アフリカを創ったネルソン・マンデラの姿を思い起こす。これはもう思い込みしかない。最後は成功するという自己催眠だ。まあ、それほど深刻には考えていないのであるが。遊び心を最後まで失わないつもりであるが。しかしそれでも全力を傾注しようと思っている。
  率直に言って出だしは逆風だ。政治と言うものは一寸先は闇だ。記者会見の直前に松岡大臣自殺のニュースが流れた。記者会見の時間が短縮された。記者会見の報道も吹っ飛んでしまった。朝日がやっと小さく書いてくれた程度だ。それよりも最大の逆風は、あれほど強硬姿勢を見せていた安倍政権が、年金問題と松岡問題で支持率を急落させ、参院選で大敗北をする流れになって来たことだ。与野党大逆転の流れになれば世の中の関心は一気に政権交替に移る。そしてそれは私も願っていた事だ。そうであれば新党などという試みは吹っ飛んでしまう。政権交替の足を引っ張ることになる。
  しかし、その一方で希望も膨らみつつある。ブログの読者から寄せられる私へのメールが急増し、しかも私への声援が熱烈なのである。それは勿論私への大変なプレッシャーになる。大それた事をしてしまったという思いがある。しかしそれはまたブログの読者が私の言動に強い共感を覚え、自らをそれに重ね合わせてきたということだ。それは同時に、ブログを読んでいない一般国民にも共通するものがあるのではないか。そうだとしたら、私の考えや9条ネットの動きを一人でも多くの国民が知るようになると、ひょっとして大きな広がりになるかもしれない。とにかく宣伝を広げることだと思う。世にこの動きを知らしめる事が風を起こす最短距離であると言うことだ。私に声援を寄せる読者の一人一人が私になったつもりで、自分たちの出来る方法で世の中にこの動きを伝えていくか、それが重要になってくる。それをお願いする。私はあなたであり、あなたは私である。
私は今、何人かの人に候補者になってくれないかと頼んでいる。その人たちが参加すればメディアは注目するし、9条ネットの存在も知れ渡ることになる。さまざまな分野の人が9条を守るという一点で集まってくるというコンセプトがより鮮明に打ち出せる。どんな人に参加してもらえば効果的か。名前を挙げて欲しい。私はその人たちに頼みにいく。たとえ断られようと。毎日、毎日、何か新しい行動を起こして行こうと思う。政治は生き物だ。いつ風向きが変わるかも知れない。順風が吹くかもしれない。それはすべて自分次第だ。あなた次第だ。あきらめてはいけない。我々は正しいことをしているのだ。正しいことをしている者が報われないはずはない。

カンパを頂いた方にはこの場をお借りして感謝します。これからカンパいただける方にはあらためて協力をお願いします。その志は決して無駄にはしません。

1. 銀行振り込み
栃木銀行 三島支店
普通預金口座 店番号 081
       口座番号 2234551
       名義   天木直人

2. 郵便振込み

振替口座   00140-5-706486
名義      天木直人


3. その他
PAYPAL: naoto@amakiblog.com


その他のオプション

Copyright ©2005-2007 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2007年05月28日

年金納付記録漏れ問題と安倍政権の支持率急落が意味するもの

年金納付記録漏れ問題と安倍政権の支持率急落が意味するもの

  いつの時代も、そしてどの国においても、政治は生き残りをかけた政権争奪争いである。政権を取ったものは何でも出来る。政権を奪われたとたんにすべてを失う。この前まで私が勤務していた中東はその典型だ。政権を手放したとたん、刑務所に入れられ、あるいは命まで失う。私が外務省をクビになった後にレバノンを訪れた時、ラフード大統領が私に笑って言った事は、「お前が生き残る道は政治家になってお前を首にした政権を倒すことしかない」であった。そのラフード大統領は米国という巨悪に闘う小悪シリアの傀儡となって文字通り命がけで中東政治の最前線に立っている。米国から狙われる。しかしシリアから離れようとすればシリアから殺されるのだ。しかし巨悪につけば安心というわけではない。巨悪の米国につこうとしたハリリ前首相はあっという間に暗殺された。エジプトを見よ、サウデイアラビアを見よ。独裁政権の維持と引き換えに国民を裏切って米国に従属した為政者たちは、国民の反乱をおそれてますます恐怖政治に走っている。米国の追従から離れようとすれば、CIAの手によって革命を起こされ倒される。権力闘争は命がけなのだ。
   さすがに日本の政権争奪争いはそこまで激しくないと国民は思っているかもしれない。しかし小泉前首相以来のこの国の政治はそれに似たような状況になってきた。権力を独占して悪事を重ねてきた政権政党は、一旦権力を手放した時の惨めさと、怖さを知っている。だからこそ、なんとしてでも参議院選挙に勝たなくてはならない。その恐怖感が彼らをますます強圧的、強権的にしていくのだ。
 しかしここに来て安倍政権に思わぬ誤算が生じた。開き直ったかのような強引な国会運営で支持率低下を食い止めたかに見えた安倍首相は、「年金納付の記録を証明しなければ年金は支払えない」というふざけた政府の対応によって国民の怒りに火をつけた。上向きかけていた安倍政権の支持率が急落した。このままでは参院選は戦えない。慌てた安倍首相は、野党が何を言っても相手にしないが、国民の怒りにおののいて、手のひらを返したように今国会で年金救済法を作ると言い出した。社会保険庁の歴代長官の責任を追及すると言い出した。
 連立政権の一翼を担ってきた公明党は別の意味で、学会員、国民の反応に恐れおののいている。どのように言い訳しても、米国の対アラブ虐殺に加担する日本政府に連立政権として加わっている公明党は、「平和の党」と言い続ける事は出来ない。憲法9条を棄てて戦争国家米国の戦争に自衛隊を差し出す自民党と連立政権組む事は、「平和の党」にとどまることは出来ないのだ。学会員、国民の支持を失う事になるのだ。
   ようやく国民が主役になってきた。小泉劇場に騙された愚かな国民はまた、何かのきっかけで豹変し政府を見捨てる残酷な国民となるのだ。為政者にとっての審判者に様変わりするのだ。今度の参院選挙は政権奪取戦にうつつを抜かす政治家たちにとって恐ろしい選挙になりつつあるのだ。選挙民が主役になりつつある。
 

Copyright ©2005-2007 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2007年05月28日

私はあなただ、あなたは私だ③

  私はあなただ、あなたは私だ③

  多数の激励が私に寄せられている。寄付金の方はまだ確かめていないが、生活費の一部をはたいて寄付を振り込んだ人たちが次々と連絡を寄越してくれている。望外の感激だ。一人一人に返答すべきであるがここでまとめてお礼を言わせてもらう。この支援があってはじめて、私は闘い抜くことが出来る気がする。あなた達こそが真の私の支援者である。私は期待を裏切らない。私はあなただ。あなたは私だ。この選挙はブログの向こうであなたも私になって共に闘う選挙なのだ。
  私はこれから7月22日までの間、私の選挙活動のすべてをそれら支援者に向けてこのブログで報告する。それと並行して書き続けるこれまでのブログは、あらゆる読者向けの私の時事解説であるが、「私はあなただ、あなたは私だ」は、私の立候補を支持し、身銭を切って応援してくれた人たちに向けての、私の精一杯の返答である。私の日々の心境を伝えて、これから始まる熱くて長い2ヶ月の記録としたい。
  さて今日28日の午後一時から国会野党記者クラブという所で「9条ネット」の記者会見が開かれる。私もそこに出席する。「9条ネット」についての最初で、最大の試練だ。その理由を書く。私が今抱えている最大のジレンマを書く。
  私が「9条ネット」に参加する事を最後までためらった唯一、最大の問題は「9条ネット」の不明さだ。「9条ネット」は全国比例区の候補者がほとんど集まらない段階で既に記者会見を一度開いている。その時、新社会党の代表である栗原さんという人が候補者の一人である事を発表した。それによって「9条ネット」は新社会党の隠れ政党だと日本共産党がすかさず叩いた。右翼からも「左翼の悪あがき」であると嘲笑された。これを一般の人が見たらどう思うだろう。うんざりするだろう。これでは風は起こらない。私がもっとも嫌い、困惑する状況である。この点を根本的に改めて出直さない限り私は「9条ネット」に参加する気など起こらない。何度も「9条ネット」の関係者と激論を交わした。納得が行かないまま、参加する事は出来ないといったんはきっぱり断った。ここまで頭を下げて頼んでいるのにと関係者の人たちと険悪な関係にさえなった。
 そんな私が最後に「9条ネット」への参加に踏み切ったのは、安倍首相の改憲姿勢の高まりと護憲政党の非力さである。ここでなんらかの国民運動を起こさなければ憲法9条は守れないという認識である。9条は変えさせないという強い気持ちである。だから「9条ネット」に最終的に参加することに決めたのは、私の自発的な決断である。誰からの命令もない。決断した時に、そこに「9条ネット」があったという事である。そしてその「9条ネット」を国民にアピールできる運動に自分の手で変えていくしかないと思ったのである。
   私は次の前提が崩れない限りにおいて参加する事を表明し、それが受け入れられた。すなわち一切の特定の既存政党と結びつかない選挙確認団体であって、様々な考えを持つ政党、組織、市民団体、個人などが「憲法9条を変えさせない」というただ一点で協力し合うものが「9条ネット」である。あらゆる護憲勢力に結束を呼びかけ、それを誰よりも先に実践するのが「9条ネット」である。「憲法9条を変えさせない」ということを除いて、参加する者たちの主義、主張がお互いを縛る事はない、影響を与え合うものではない。「憲法9条を守ること」の一点だけを全面的に打ち出す、それ以外の事を掲げない、議論しない。その了解で各人が参加する、こういう事である。
  この前提については一応了解された事になっている。しかし物事はそう簡単に整理はできない。不透明な部分は各人の意識の底に沈殿しているかもしれない。それよりも何よりも「9条ネット」という組織は依然弱体でバラバラである。選挙戦も各候補者が独自で闘わなければならない。組織としてのこの弱体性が今日の記者会見で露呈するおそれがある。官僚であった私からすればおよそ考えられないほどの詰めの甘さがあり、これほど重要な記者会見にもかかわらず、事前の打ち合わせも、作戦会議もまったく行なわれていない。ぶっつけ本番である。意地悪な記者の質問に対し返答に窮する事態も想定できる。返答次第では「9条ネット」は失速する恐れがある。そういう懸念を抱えながらも私はその「9条ネット」に参加した。もう前へ進むしかない。私が「9条ネット」の先頭に立って成功させる。記者会見も成功させる。その覚悟で臨むつもりだ。結果は明日のブログで報告させてもらう。
  もう一つの問題は「9条ネット」の出現が既存政党から警戒、敵視されるという事である。このうち自民、公明、民主は「9条ネット」を無視する余裕がある。しかし日本共産党、社民党という護憲を売り物にしてきた野党にとっては「9条ネット」は完全に対立する存在である。敵といってもいい。当然、これら護憲政党の支持者から批判される。その批判は「9条ネット」に参加した私、個人にも向けられる。その一方で私個人を支えてくれる保守層からも、「左翼に利用された」と私は批判される。このジレンマが私にとっての最大の課題だ。
  しかし今の私はそのジレンマさえも克服しつつある。左翼からの批判に対しては、「既存の護憲政党だけでは憲法9条は守れない。憲法9条を守る気が本当にあるのなら何故団結しないのか。だから国民が離れていくのだ。国民の心を捉えない限り憲法9条は守れない。その国民を結束させるのが9条ネットだ。自分の役割だ」と答えることにしている。右翼からの批判については、「対米従属から自立するには憲法9条を掲げて日本を守るしかない。政治的立場を超えてその思いを共有する者たちの選挙協力の場が9条ネットである。当選したら天木新党を立ち上げ、自分の考えを実行する」と答えることにしている。
   私は、自分に浴びせられるどのような個人的批判も恐れない。私のやろうとしている事は正しいからだ。一定数の熱烈な支持者が必ずいると思うからだ。その支持者たちと結束し、志を実現していく、ただそれだけだ。それが政治というものではないのか。政治に無縁な私がはじめて本気になって政治に関わっていこうとしている。その私はあなただ。あなたは私だ

Copyright ©2005-2007 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2007年05月27日

天皇と憲法9条

   天皇と憲法9条

   選挙運動をどう闘えばいいか、ブログの読者に対する私のこのような問いかけに対する読者からの回答の一つに、「ブログを書き続けることです。それが天木さんの最強のメッセージです」と言うのがあった。たしかに私にとっては書くことが一番性に合っている。これからも選挙活動の報告と共に、ブログでメディアが報じる情報についての私の思いを書いていく事にする。
   5月24日の毎日新聞は、太平洋戦争前後の昭和天皇の肉声を記録した英国政府の機密文書の存在をスクープした。また一つ史実があらたになった。この機密文書には駐日英国大使が昭和天皇に皇居で会った際の会話などが記されているという。
   その文書には、天皇は、「日中事変で日英関係が急速に悪化していることに、私は深い懸念を持っている。大使も力を貸して欲しい」と要請。大使が、「良好な日英関係を築く唯一の基盤は、中国を敵ではなく友人とすることです」と応えると、「その方向に、すべての努力を傾けなければならない」と語った事が記されているという。
   また別の機密文書では、「天皇を取り巻くアドバイザーが日本の政策を決定している」と分析。その上で、天皇の性格を、「周囲の人間の操り人形とならないためには強い個性が求められるが、今の天皇はそれを持ち合わせていない・・・自分の意見を形成する機会を持てなかった」とも記しているという。
   昭和史を少しでも学ぼうとした人は、新憲法の成立過程で、天皇制を残した憲法一条と軍国主義を排除した憲法九条が取引として同時に成立した事を知っている。その事を理由に、天皇の戦争責任を問う議論がある事を知っている。タブーとも言えるこの議論はさておいても、軍部が主導したあの戦争に昭和天皇が反対していた事はもはや明らかであろう。そして何よりも今上天皇が、父である昭和天皇が止められなかったあの戦争に心を痛め、何があっても過ちを再び繰り返してはいけないという強いお気持ちを持たれている事は、あらゆる言葉の端にあらわれるメッセージから明らかである。
   そうなのだ。天皇は最強の憲法9条護憲論者なのである。その天皇のお気持ちに反して軍事力を強化しようとしているのが、今も昔もこの国の指導者たちではないのか。天皇陛下は怒っているに違いない。自らの立場をわきまえた天皇だからこそ沈黙を守っているのだ。我々は自信を持って声をあげなければならない。神よ、立ち上がってください、怒ってくださいと。我々はその時を待っているのですと。

Copyright ©2005-2007 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2007年05月27日

私はあなただ、あなたは私だ②

私はあなただ、あなたは私だ②

 26日、九条ネットの宣伝カーに乗って、皆と一緒に数寄屋橋で道行く人々に呼びかけた。初めての本格的な活動だ。土曜日の午後、暑い日だった。大勢の行き交う人を眺めながら、果たしてどれだけの人が耳を傾けているのだろうかと思いながら話した。平和、平和と叫んでも、憲法9条、憲法9条と、その大切さを訴えても、人は、無関心顔で、急ぎ足で通過する。宝くじ売り場や映画館の前には人が行列をなしているのに、宣伝カーのまわりに足を止める人はまばらだ。
 話し終えて、路上でビラを配った。誰も受け取ってくれない。断られても、断られても渡す。明らかに不快な顔をする通行人の群。なぜ、ここまでしなければならないのか。元官僚が、元大使が、ここまで惨めな状態に身を置かねばならないのか。同期の連中の冷笑が浮かぶ。自尊心が自らを責める。
しかし、そんな自分が間違っていることに気づく。私のビラを若者のボランテアが遠くで配っている。年配の女性が汗を拭きながら配っている。断られても、断られても配っている。私の場合はまだいい。自分が当選するために配っているのだ。彼らの場合は、私の為にボランテアで配っているのだ。その動機は何か。平和を訴えたい、ただそれだけの思いが、無償の行為に駆り立てているのだ。この人たちこそが憲法9条を守る人たちだ。私はそういう人たちとの目に見えない結びつきを得ることが出来たのだ。これほど素晴らしい事はない。そう思って道行く人々にビラ配りを再開した。断られても配り続けた。
 嫌な事もあった。私が宣伝カーの上に上がった時だ。中年の男性がビラを配っている若者からビラを奪い取ろうとした。私をにらんで手でピストルの形をつくって撃つ真似をした。明らかに天木と知った上の行動だ。政府や外務省は私が立候補した事に仰天しているに違いない。万が一でも当選して政治家になられたらたまらないと思っているに違いない。どうせ当選しないと思っている間は傍観しているだろうが、9条ネットが世間の注目をあびるようになると裏であらゆる妨害を試みてくることだろう。
 選挙とは、政治とは、あくなき権力闘争なのである。普通の人間がそんな政治の世界に挑戦する。私はあなただ、あなたは私だ。私と一緒に、あなたはそんな選挙に参加して戦って欲しい。このブログで私の行動をフォローして行動を共にして欲しい。最後まで見届けて欲しい。憲法9条という名の正義の神を動かすために。誠意をもって最後まで闘えば神は必ず動く。少しでも疑いの気持ちが心の隙間に生じたら、そのとたんにすべてが失われていく。私は試されているのだ。逃げることは出来ない。逃げはしない。

26日 天木直人-出馬表明
http://www.youtube.com/watch?v=bBhKHnazYHM

26日 天木直人-街頭演説@数寄屋橋
http://www.youtube.com/watch?v=qtyCbaz2vp0

Copyright ©2005-2007 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2007年05月26日

私はあなただ、あなたは私だ 07-5-26

私はあなただ、あなたは私だ

 今日から毎日選挙報告を書いていく。これは読者に対して書くものだが、私自身の戦いの記録でもある。
 昨日25日夕、記者会見を開いて立候補を発表した。記者は3人(朝日、毎日、時事)しか集まらなかったけれどベンジャミン・フルフォード、副島隆彦、国弘正雄の三名が雨の中立ち会って応援をしてくれた。今朝の朝日には、黒川紀章が東京選挙区から立候補するという記事と一緒に私の事がのっていた。
 9条ネットも天木候補もまったくゼロからのスタートだ。9条ネットも天木も知名度はゼロだ。しかし私は宣言する。これから必ず風を起こす。私のブログを読んだ読者から、私たちに何が出来るのか、という問い合わせを良く受けていた。どう答えてよいかわからなかった。結局は政治に関与しないと何もできないのだ。でもどうしたら政治に関与できるのか。組織も何もない我々がどうして政治に影響力を与えられるのか。その声に答えて私は立候補した。あなたというただの一市民が私の姿を借りて日本の政治に参加するのだ。私は恥を承知の上で公衆の面前で話し続ける。あなたより少しばかりあつかましいだけだ。少しばかりエネルギーがあるだけだ。しかし同じようなものだ。こんな事は今でも躊躇いがある。しかし今となっては自分を別人に仕立て上げて、仮面をかぶって最強の候補者を演ずる。最後まで当選を信じて訴え続ける。必ずゼロから大きな風を起こす。今度の選挙はあなたが私の姿を借りて立候補するのだ。これから2ヶ月あまりの間、あなたは私と共にネットの裏側から選挙に参加するのだ。応援するのだ。メディアが報道しなくても、私が毎日私の行動をこのブログで報告する。
 勝つ以上は圧倒的な勢いで勝ちたい。どうしたら風を起こせるか知恵があったら教えて欲しい。どのような言葉で何を訴えればよいか、あなたならどんな演説をするか、教えて欲しい。選挙運動は東京近辺を中心に行うが、地方で受け入れてくれる人たちが北海道から沖縄まで出かけていく。カンパで集めた資金が続く限り旅費、滞在費、会場経費などすべて私が負担する。
  しかしやはりネットを活用したい。費用対効果を考えるとネットの活用が一番だ。リンクのネットワークを広げていくとか、ネット上のバトルを行うとか、どうすればいいか教えて欲しい。
  最後にカンパについて一言報告する。ネットに流したとたん多くの支援者からのカンパが始まった。一人一人にお礼はしないが、すべての人に感謝したい。あなたたちは私の同志だ。私の分身だ。私が政治家になれば私といっしょに新しい政治を作っていく人たちだ。「俺の大切な金だから勝手に使うな」という声もあった。人から金を無心する事は最初で最後だ。たとえ一円でも人の金を使うことは本意ではない。収支報告は勿論させてもらう。どれだけ集まったかについても経過報告させてもらう。使い道は東京での滞在費、事務所費、各地へ講演旅費、人件費などである。立候補に伴う供託金600万円とポスター、チラシ、東京での街頭宣伝費は9条ネットが負担してくれる。だから私が必要な資金は私個人の選挙活動費である。多く集まれば活動を広げる、資金がなくなれば資金の要らない形で運動を続ける。一番いいのはマスコミが書いてくれることだ。私は6月末にこのブログをまとめた本を立候補宣言として出版する。これが売れれば宣伝になる。まあ、今のところはそれくらい。
 でも繰り返して言う。私と言うプレーヤーを使ってあなたが選挙を戦うと考えて欲しい。自分だったらどう訴えるか。何を訴えるか。それを私が実行する。そして毎日このブログで報告する。隠し事は一切ない。敵も味方もない。私は私だ。そしてそれはあなた自身だ。
 今日は田町の集会に出て選挙協力を頼む。その後数寄屋橋で演説する。いよいよ始まりだ。それでは。

Copyright ©2005-2007 www.amakiblog.com
人気blogランキング

2007年05月26日

私の怒りの原点は小泉前首相の言動にある

私の怒りの原点は小泉前首相の言動にある

 人の行動の原点はとどのつまり感情にある。私が小泉外交に異を唱えた最大の動機は、イラク戦争を支持する表明を行った際の小泉前首相の次の言葉にある。「日本はイラクの復興支援のために最大限の協力を惜しまない」
 4年前の3月20日、バクダッドを襲った米国の「衝撃と恐怖」という名の作戦は、日本に原爆を落とした時のように、抵抗する気力を一気に奪うほどの破壊を行えば直ちに降参するだろうという読みで行なわれた。そんな非人道的な爆撃によってイラク人が目の前で殺されている時に、復興援助を口に出し「最大限の支援をする」と自己宣伝する。「あなたがすべきことはこの戦争を今すぐやめさせることだ!」。イラク人犠牲者の傷口に塩を摺りこむこの無神経さ、欺瞞性こそ、日本の政権政党とそれを支える官僚の心の貧しさの原風景である。
 その小泉前首相が「農林水産物輸出促進全国協議会」なるものの名誉会長に就任し、都内のホテルに現れて挨拶をしたという記事が26日の各紙に載っていた。国会議員の本業である国会審議にすら姿を見せず、ひたすら私的な観劇や会食を楽しんでいる小泉前首相が人前に姿を見せ始めた。「日本の農産物や食文化を発信することは世界に健康を輸出することだ。世界の人々に日本の食文化が素晴らしいと分かってもらいたい」と身振り手振りで挨拶したという。日本の塩ジャケやイチゴが海外で高く売られている話などを延々と披露したという。
 彼の政治家としての経歴の中でおよそ農林水産関係に深く関わったという話は聞かない。彼は大蔵族議員であり、厚生労働大臣経験者だ。そしてなによりも郵政大臣経験者として郵政改革に命をかけると叫んだ。首相になっては49カ国を外遊し、引退後は経団連企業から20億円をあつめて外交シンクタンクをつくり、そこの名誉顧問となって中